何冊か読んだけど、感想を書きたくなった本をひとまず1冊

- 走ル/羽田 圭介
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走ル
羽田圭介
2008年の作品だそうです。
文庫本だと表紙の絵が夜走っていることになっているみたいな色です。
芥川賞を又吉さんと受賞して、注目度合いが違いすぎると卑屈になってる姿やプレバトの俳句で特待生だったのに最下位になってる姿を見て、好感度を持ってたんですよね
なんか人間らしいというか、子どもっぽいというか、かわいらしい(笑)
でも、図書館に行くと、いつも忘れてて他の作家さんの本を借りてたんですけど(笑)
羽田さんの受賞作は見当たらなくって。
仕方がないので、ひとまず、一番素直そうなタイトル、ということで選びました(笑)
情景描写が丁寧で、読んでいるシイナも一緒に旅をしているようでした。
書いた羽田さんも走ったのかなぁ?っていうくらい細かいです。
やっぱり上手なんだなぁ。
疾走感があるせいか、飽きずに読み進められます。
まとめると、高校生が自転車でただただ北上するってだけなのに、一冊の本にできちゃうんだなって、驚いています。
異国での旅の話とか目新しいことではなく、東京から青森までの、しかも観光地でもなく、日本の車道からの風景を描いただけなのに、それを読み進められる。
純粋にすごいな、と思いました。
読み終わったあとに、なんだかちょこっとすっきりするお話です。
あ。自転車にも乗りたくなってくるので、気をつけて~
デビュー作も読んでみよう…