ちょっと思ったことがあったので、そちらを先に

(書いている間に日にちが変わっていました・・・今日、昨日は一日ずつ、ずれています・・・)
うちの職場には新聞が3紙届くんです。
毎日、一面はほぼ同じで、レイアウトの違いこそあれ、写真も似たり寄ったりだなぁって思いながら見ていました。
でも、今日は違いました。
昨日、22時過ぎに野球の日本一が決まりましたよね。
新聞の締切って22時だっけ?23時だっけ?間に合うのかなぁと思いながら監督のインタビューをぼぉっと見ていました。
結局、3紙とも一面に優勝の写真が載っていたのですが、毎日さんと朝日さんは秋山監督が胴上げされているところ。
読売さんは違っていました。
秋山監督が天を仰ぎながら、両手を緩やかに上げ、笑顔とも安堵ともとれる表情で、グラウンドにいる選手の方へ歩いているところを載せていました。
ピントは秋山監督に合っているから、周囲にいる選手は少しボケています。その選手たちは力強く握り拳を上げていたり、「一位!」と言わんばかりに人差し指を高々と上げていたり。そう、力強さを感じるんです。ボケてるのに力強いんです。
それに対比するように、秋山監督は優しい感じ。肘が少し曲がっていて、右の手の平は軽く握り、左手はほどけているので余計に身体に力が入っておらず、柔らかい感じがするのだと思います。ピントはしっかり合っているから、余計に安堵のように見えるのかもしれません。
「やったぞ



その声が聞こえるような写真で。
いい写真だなって。
大きな大きなたくさんの声の中の小さな小さな大事な呟きを拾えている写真。そう思えました。
野球の優勝っていえば、胴上げの写真の印象しかなかったから、よりその写真が新鮮で良く思えたのかも。
シイナは野球好きではないのですが、ここのところ野球観戦をしたがための父による急激な野球熱の波動をまともに受けてテレビをチラチラ見ておりました。
お蔭で、ちょっと肩入れ。
もうね、9回表に1アウト満塁ってなった時は「うー」ってなって、チャンネルを変えてダウンタウンを見ちゃうくらい。
母が「やっぱり気になるから、変えて」と変えたら・・・
そりゃもう、大変です。
「おめでとう。日本一」のテロップが出てるし。
福岡ドームで秋山監督や孫さんが両手を挙げているし。
和田監督が審判に怖い顔で詰め寄ってるし。
ソフトバンクファンが狂喜乱舞しているし。
で、挙句に金のテープが空から大量に舞ってくる始末。
シイナ母娘は目が点になりました。
・・・何が起こった?と。
さっきまで劣勢だっただろうと。
流れは完全にもって行かれてたじゃないかと。
「・・・ふぅん。」
一番いい瞬間を見逃し、喜ぶタイミングを失ったシイナによる新聞一面チェックでした
