5月25日土曜~30日木曜まで5泊6日で奄美大島を旅してました
そんな旅の話を綴っています
4日目の午後です
奄美大島酒造で黒糖焼酎の酒造見学しました
その近くにある気になってる場所に行きます
「大島紬村」
風は収まりましたが雨が結構降ってるのが分かって頂けます?
立派な門をくぐり坂道を登った先に受付があります
入場料¥550
こちらは係りのお姉さんが説明しながら各部署を巡ります
まずは「染織工房」
車輪梅(しゃりんばい)の木を(真ん中の木です)
チップ状にしたものを
大釜で12時間 煮出した染料で白い絹糸を染めます
車輪梅のタンニンで茶褐色に染まります
20回~80回染めていきます
「泥染田」
泥田の中で車輪梅で染めた絹糸をもみ込んでいきます
鉄分を多く含む細かい赤土質が大島紬特有の黒色に染めていきます
「模様のデザイン」
柄の原図をもとに方眼紙に設計図を施します
「締加工」
締機(しめばた)と言う技術で図案通りに絣むしろを作ります
模様の糸を作り上げていく訳ですね
図案通りに染まった部分と染まってない部分の糸が出来上がります
「手織り」
この糸を使って図案通りの模様に機で織りあげていく
非常に切れやすい糸で織るのは大変な作業なのだそうです
大変な時間と労力を使って染めて織って反物に仕上げていく
だから大島紬は高級品なのですね
その過程を観て説明を聞けばその価格は納得なのですが
現世界では着物を着る機会も減ってますし
洗濯機で簡単に洗えるものではないので
今の時代や生活様式にはなかなか・・・馴染めない代物にも
なってるのも事実ですよね
最後の大島紬の展示販売サロンでは
着物だけではなくブラウスやシャツなど
洋装に仕立てられてる品も有りましたし
ランチョンマットやコースターなども有りましたが
・・・・なかなかのお値段で
洗濯機で洗濯出来ない~となるとね・・・・
沖縄の芭蕉布もそうでしたが
一番の課題は後継者の育成だそうで
技術者がドンドン高齢化して人数も減ってるのが現状だそうです
入場料から考えると
かなり見応えある施設です
ここお勧めです~奄美大島に来たら世界遺産だけではなく
是非!”大島紬村もご覧ください♪
悪天候による不本意な観光ではありましたが
思った以上に良い観光が出来ました
続く