私は不器用で左右盲もあったから、粗大運動も微細運動も苦手で、自他共に認める不器用だったの
指がうまく動かせないから楽器ももちろんできないし、運動も大嫌いだった
いじめを受けたりもしたし、勉強も小学校まではあまり出来ない、くらいだった記憶
身体のバランスが悪かったのか不注意からか、毎日のように転倒してたし、遅刻や忘れ物はずっとクラス上位で、集団行動も苦手で、はっきり言って問題児だった
自信がなくなってしまったし、生きづらさをずっと抱えてたんだけど
不思議なことに中学になったら、勉強も学年10位以内に入れるくらいにはできるようになったし、遅刻や忘れ物もほとんどなくなったの
何故かというと、自分で強み、弱みを理解して、問題解決策を見いだしただけなんだけど(年齢が上がって特性に順応できたんかな)
単純に自分から動こうと思うのが遅かったというか、うまくいかないことはたくさんあったけれど、どう対応するのが正解かわからなかった
わからないまま年数が過ぎた感じ
勉強はわからないことは人に習うけど、私の場合、丁寧に授業を聞くより、テスト前の一夜漬けで教科書を全部落とし込むほうが得意だってことに気づいたんよね
書いてあることを記憶してテスト用紙に落とし込むだけだから、いろいろな技能を求められがちな小学校と違って、勉強が主になる中学校は難易度が低かった
今でも尊敬してるくらい、塾の先生大好きやったしな。先生との相性大事よね
中学からの友人にはとても恵まれたと思う。今も仲良し
勉強だって、修練だから練度をあげたらいいわけで
太郎の場合は、周囲と比較する環境より、タブレットでの学習、個別の家庭教師をつけるか、私が直接教えるかすれば、勉強はある程度まではどうにかできるとは思う
ただ、引っかかるのは板書が苦手、板書が間に合わない、みんなとタイミングを合わせて動けないかもしれないって部分で
そこを私は補強できない
あってよかった支援級!!
自信喪失してほしくないっていうのが一番で、そこで生きづらさを抱えてほしくない
太郎は太郎でいい
妹が言ってたんよね。太郎ちゃんは、太郎ちゃんなんやけ、検査がどうだろうと関係ないやろ。検査で数値が下がった原因もわかってるなら、それでいいやんって
保育園ではお友達と楽しく過ごせてるし、特にトラブルはない。集団活動も参加できてるし、毎日楽しそう
先生からも、やる気がみなぎってて、いつも頑張ってるよ。全然心配しなくて大丈夫!と褒めてもらって
なんにも困りごとないです!太郎は可愛いしかないです!!って心から思える幸せな日々
まぁ、喘息はずっと気になるけどね
いろいろ調べた後、太郎にWISCを受けさせたことは正解だったかを悩んでいたのだけど、太郎の場合、困難さが見えにくい故に、サボりだ、手抜きだと言われないための検査だったんだよなと前向きに
いくら練習積み重ねても、不器用が器用にはならん。ただ、繰り返し練習すれば、ある程度まではできるようにはなる。
丁寧にやるしかないんやろうな。ブロックやロボット、ゲームでの手先の器用さが、書くことにも繋がってたらいいのに(笑)
主人がゲーム操作やロボット作るの見てるから、太郎は不器用なんやなくて、好き嫌いにしか見えんって言ってた


好きこそものの上手なれだよね、私もゲーム強かったな(笑)
自分自身が生きづらさや、不器用さを抱えていたからこそ、見えるものもある。抱えた痛みが、人を理解し守る力になるなら、それは悪くない
クリニックの先生から感じたのは、診断がつくことが重要ってよりは、診断をつけてサポートする環境を整えたいっていう強い意志で
ラベリングのための診断じゃなく、長い間子どもの発達に関わってきて、親が発達の問題を認めなかったり、支援級を嫌がったりして、その結果傷つき二次障害に繋がっていった子達をたくさん見てきたのかなと
だから、子どもには適切なサポートを受けて欲しい。親にはありのままの子どもの発達を受け止めて欲しいというのは、接していてすごく感じた
保育園から小学校はすごく環境が変わるんです。保育園でサポートが必要な子が、小学校に入学してサポートなしでやっていくのはとても大変ですって、初診の時に言われたんやが
ただ、子育てに関心がないのか、月齢じゃなく満年齢でしか考えられてなくて、平仮名読み書きできないけんとか、子どもに求める能力が高すぎないかとは少し感じるけど、子どもを中心に考えてくれるのは良いことやなと受け止めてる
発達クリニック2ヶ所しかないからな、もうひとつも評判悪いし、今の先生も厳しすぎてあんまり好きじゃない。それが痛手(お前)
境界知能だと、制度の狭間になり、支援がない。知的のサポートや雇用枠もないし、普通級の子たちと一緒にやっていくには、困難も多い。
ただ、年齢とともにいろんな分野で成長はする。今は境界知能だけど、学習を重ねていけば平均値になる未来もあると思ってる。
今もそうだけど、自閉スペクトラム症、ADHDの特性も段々落ち着いてくる。
太郎が少しでも生きやすくあるよう、楽しく生活することを基礎にして、苦手はサポートしながら、出来ることを伸ばしていきたい
一番の願いはずっと変わらず、できないことはたくさんあってもいいから、太郎には元気で笑顔でいてほしい