日中も胎動が普通に感じれるようになった。


生きてる証。



私の中で先生や看護師さんの言葉がグルグル回る。


『お腹の中では元気に育ってくれる』
『外に出たら呼吸ができなくて苦しい』
『上の子供達のこともちゃんと考えてあげて』
『この子はなかったことになんかならないよ』


正解のない問題を2人で解くには夫婦が納得して同じ気持ちでないといけない気がした。


母親はお腹で赤ちゃんを育てる実感があるからそこは男の人には絶対にわからない気持ちがあるんやけど子供を2人育ててる父親には子供を失う辛さは母親と同じだろうと思う。
コウノドリを観て私より先に号泣しちゃう旦那が何も思わず諦めようなんて言わない。
私の事、子供達のこと、この子のこと全部受け止めて居心地のいいお腹の中でギリギリまで育てて産んであげようって言ってくれたと思う。

我が子に苦しい思いさせたくない。
それは私だって同じ。

生きて会いたい。
でも苦しませたくない。
戸籍に残してあげたい。
私たちの記憶に一生残しておけばそれでいい。

こんなに色々考えて悩んで…この子は絶対私たちの中でなかったことなんかにならない。



最後の最後のママとパパのお願いは中期中絶できる21週まで一緒にいてほしい。
ちゃんと最後まで育ててあげたい。
後少しだけど成長を見たい。


これもエゴなのかもしれないけど、これが私たちができる精一杯の親としてできること。


2人の気持ちが同じ方向を向いた。