お互いの親に妊娠したことをまだ言ってなかったのでベビードックの日は旦那に子供たちを見てもらって1人で行こうと思っていた。
でも3日前くらいにやっぱり1人で聞く勇気が出来ず旦那にお願いして義父母に2.3時間子守できるか聞いてもらったところ運良くゴルフには行かないとのことで預かってもらって2人で行く事にした。
当日。
子供たちを旦那実家に預けに行く。
旦那は訳も言わずに預かってほしいとしか言ってなかったみたいで、家に着くなり義母が『どしたん?どこ行くん?』と言われ、『ちょっと病院に検査してもらいに…』とゆーと『赤ちゃん?え?赤ちゃん?』と何度も聞いてきて顔が引きつってしまった…。
旦那がすぐさま『違う違う!また帰ったら話すから』と言ってくれた。
10時に予約していたが15分前には来てくださいとの事で9時半に大阪医大に到着。優秀。優秀。
ベビードックをしてもらえる産科は新棟だったみたいで綺麗だった。
土曜日だからか産科の待合には私たちしか居なかった。
コロナのこともあって、旦那は一緒にエコー見れないかなと思ったら一緒にどうぞと呼ばれた。
今回の妊娠で初めての腹部エコー。なんだか懐かしい。
女医先生に言われたように首の浮腫と頭蓋骨後頭部不形成かもしれことを伝えた。
担当してくれた先生はもくもくとエコーを慎重に見ていく。
初めてこの子が動く姿が見れた。
か、か、かわいい♡
おててを万歳したり、顔に手を当てたり、この時なぜだか『全然大丈夫やん!』そう思えた。
もくもくとエコーをしていた先生が口を開けた。
先生『気になってた首の浮腫は小さくなってるね。ここ、2mmくらいかな』
ゆっくりわかるように説明してくれる。
先生『頭蓋骨の骨はね…あるよ。大丈夫。』
ホッとした次の瞬間。
先生『ここ口ね、切れてるね。口唇裂だね』
え?口が切れてる?言葉は発せずエコーをガン見。
先生『ここが目で鼻、この小さいの耳ね。』
頑張ってお顔の4Dを撮ってくれようとするも手が邪魔でなかなかお顔を見せてくれずどこか隠れてるが、4Dになれば口が切れてるのがよくわかった。
先生『これおてて。右手の指1.2.3.4.5本。左手の指1.2.3.4.5本。これ足。右足の指1.2.3.4.5本。左足の指1.2.3.4.5本。ちゃんとあるね。』
頷くことしかできずにいてた。
でもちゃんと知りたい。
先生の一言一言をちゃんと聞いた。
先生『ここが胃だね。んー。』
重点的に慎重に心臓を見てる。
赤と青の色が心臓を動くたびに動く。
何がどうなってるか全然わからないけど心臓はちゃんと動いてる。
我が子は生きてる。
ちゃんと育ってる。
そう思った。
またお顔に戻るがなかなか顔を見せてくれない。
恥ずかしがり屋だなぁ。
かれこれ20分くらい見てもらってたが腹部エコーじゃ見えない箇所もあるから経膣エコーで見てみようかと言われ一回休憩が入った。
トイレに行き、待合室で待つ間、旦那と少し話した。
旦那『男の子かな?口唇裂やったら女の子可哀想て思ってまう。』
私『まだわからんのちゃうかな。でも私たぶん女の子やと思う。』
旦那『まさかやな…口唇裂自体は知ってたけど…ほんまくっきり映ってたな。』
私『でも浮腫取れてたし、頭蓋骨あるって!手も足も鼻の骨もあったし!なんか大丈夫な気してきた。』
旦那『確かに、なんか問題あったら言わはるもんな』
とまだこの時は笑い混じりに話す事ができていた。
つづく…