おうお前ら!




またこの時間がやってきたな!





…まさかお前らあれで終わりだと思ってたんじゃないだろうな!





「…」

(驚きの表情の生徒達)





この度ご好評につき(ごく一部ってか一人に)、

第二弾とあいなりましたんだよ!この野郎!





「ワーワー!」

(喜びの声を上げる生徒達)





コルァ!


チョーシにのんなぁ!


おまえら!






「…」

(怯える生徒達)







…いいかぁ、
たとえ第一弾が良かったからと言っても第二弾で大コケする、

そんな事しょっちゅう起こりうるんだぞ。




1が面白かったから2も見てみたらガッカリしたって事、

今まで散々あっただろ!



「…」

(…確かに、の顔で見つめ合う生徒達)




期待に応える、いや、それ以上のものを作り出す事の難しさ、
肝に銘じておくんだぞ!



いいな!お前ら!





「はい!」
(気を引き締める生徒達)




よぅし、それでいい。





それじゃあ




いくぞ…






「…」

(息をのむ生徒達)








よーーーい





はじめぇぁぁあああ!



「先生!僕がついさっきバッグに入れたばかりのイヤホンのコードが

もうグッチャグチャに絡まってます!」



「もうそのまま付けちまえ!んで何か言われたら

あぁこれレディガガもやってましたよって言え!」



「先生!僕が渡ろうとする信号はいっつも赤になっている

気がしてなりません!」
    

 
「そりゃ残念だったな!まあ赤がラッキーカラーならおまえの人生

バラ色だったのにな、赤だけにねぇ!ってかぁ!」



「先生!何度やっても自動ドアが僕のことを認識してくれません!」



「あの時の自分の存在を否定されてる感たるや!パナイよね!」    




「先生!僕のおかずだけなんか皆よりすこし少ないような

気がするんですけど!」



「ってかそもそもおめーの飯ねぇーからぁ!

それ立花さんのだからぁ!」            



「先生!僕はキャラメルの食べ終わり方がいまいち良く分かりません!」
    


「飲め! 飲め! 飲め! 揉め! モネ! ネコ! ニャー!」   



「先生!僕はどちらかというとシュパイルースケルスパルス

レリッシュデルストラーダです!」



「ならおれは間違いなくレーリンボルグバルグ

バンダンデルストラリッサナッシュ! イエア!カモンッ!」 



「先生!次は欲望ロックという曲ですよ!!!」



「オッケー!!ガットゥガットゥガットゥガットゥ

スリー トゥー ワン ゼロ!!!」   




「先生!負けないように枯れないように笑って咲く花になろう!
ふと自分に迷う時は風を集めて空に放つよ今!」




「今放てよ!言ったからにはたった今放てよ!今すぐに!」




「先生!恋愛観や感情論で愛は語れません!

この想いが消えぬようにそっと祈るだけです!
甘えぬように!寄り添うように!孤独を分け合うように!」



「最初メメノト・モリってなんぞ?! って思ったけど

こうやって書き直してみるといい歌だな!」




「先生!夜に堕ちたらここにおいで!教えてあげる最高のメロディー!
あなたはいつも泣いてるように笑ってた!迷いの中で傷つきやすくて!」



「これも書き直してみるとといい歌だなぁ!
ジュディとマリー!」          




「先生!愛しい日々も恋も優しい歌も!泡のように消えてくけど!
あぁ今は痛みと引き換えに歌う!風のように!」



「やっぱりいい歌だな、ありがとう!
トムとジェリー!」              




「先生!負けないで!もう少し!最後まで走り抜けて!

どんなに離れてても心はそばにいるわ!」


「よし!わかった!っておれ別に100kmマラソン走ってへんわ!

黄色いTシャツも着てへんわ!」



「先生!走る走る俺達!流れる汗もそのままに!
いつか辿り着いたら君に打ち明けられるだろう!」



「だからおれ自分の車でいつも通りここに来ただけだって!
頑張ってないって!」      




「先生!サクラ吹雪のサライの空へ!いつか帰るその時まで夢は捨てない!
サクラ吹雪のサライの空へ!いつか帰る!いつか帰る!きっと帰るから!」



「遂にゴールしちゃったよ!応援してくれてどうもありがとう!
ってかそんなに帰りたきゃもう帰れよ!」




…っはぁ、はぁ、はぁ




ふぅ、



こ、こんなもんか、




今日は、、、






いいだろう、



こんな感じで…






よし!




今日はここまで!




皆よく頑張ったな!




おつかれさん!





じゃあ解散!