4月は閑散期。結構ひどい静けさなので...
思い切って連休を取って行ってきました。熱海と東京。
新年度、みなさんあまり出歩く雰囲気じゃないですよね。ゴールデンウィーク前の引き潮もあり...。
あまりにも静かだと、営業している意味あるのかな？と心が折れそうになるので
こういう時は思い切って連休を取るのが英断だったりします。
小学校時代の友人が久しぶりに会おうと声をかけてくれたので
その友人と熱海でランチをして、その後もう少し足を伸ばして
江東区で仮住まい一人暮らし中の父の元へ。
自営業はこういう時に融通が利きやすいので最高です。
まずは熱海へ
伊豆急下田駅から30分に１本しかない電車に乗り熱海へ。
友人は早めに到着し駅ビルのカフェで待っていました。
過去と現在、お互いの話をして時の流れを感じました。
ランチ
ランチはグルテンフリーのお店を探しても見つからなかったので
地元の食材を使用したヘルシー系のお店をチョイス。
予約してから行きました。日曜日、混雑はしていませんでしたが
席が埋まっていたので予約して良かったと思います。
南伊豆や下田の直売所でもよく見る食材を使用していました。
伊豆の食材を使用して、地産地消。理想的です。
スイーツ
食後は抹茶のお店へ。
イートインスペースがなく、外で立ち食いでした。
熱海って気軽に食べ歩きできるお店が多いですね。
人が多くてゴミゴミしています。
熱海の特徴
そして坂だらけ。足腰には要注意です。
坂がすごいので、場所によっては絶景で、
「熱海でお店やろか？」なんて考えたこともありましたが、
坂の凄さと道の狭さと建物の密集具合と人の多さで、やっぱり無理
となりました。
老後にあの坂道はかなり厳しいです。やはり広々とした南伊豆が気に入っています。
熱海で友人と再会。
家が近くて幼馴染、今も連絡できる唯一の小学校の友人。
よく遊んでいた立場から、客観的に我が家を見て感じたことなどを聞き、
失われた40年間が回復した...そんな感覚でした。
それだけ私にとっては意味のある再会で、
思い切って休んで良かったと思ったのでした。
東京へ
電車の乗り継ぎ
東京駅（JR）から大手町駅（丸の内線）に行くのも遠いですし、
大手町駅で丸の内線から東西線に行くのもとても遠いです。
都会にいると歩数計が爆上がりします。
桜まつり
門前仲町で父と待ち合わせ。
ちょうど桜が咲いていました。
カフェ
熱海で友人とお茶をした際の映像も入っています。
都会では歩き疲れるのでカフェが必要。
車移動の田舎とは別世界...歩数の違いも載せました
夕飯
夕飯に最近の父の行きつけらしいお店へ。
下田も海鮮が美味しい町ですが、下田で獲れるのは主に金目鯛。
門前仲町は、魚河岸（魚市場）の近く。
お寿司はさすが色々なネタが美味しかったです。
都営バス
バスに乗り父が一人で仮住まいしている家へ。
以前はいつもメトロを使用していたので、都営バスは新鮮でした。
野鳥の島
翌朝、野鳥の島があると聞いて一人で見に行きました。
以前は東陽町に住んでいたのに、全然知りませんでした。
野鳥の島といいつつ、サギばかりで偏りが見られましたが
都会にしては自然豊かな方だと思います。
江東区、地盤さえ良ければ良い所です。（埋立地が多い）
南伊豆は、色々な種類の野鳥がいます。
しかし住宅地や観光地、駅前などには偏った鳥しかいません。（ハト・スズメ・カラスなど）
鳥の偏り、もしくは多様性が、都会か田舎かの判断基準になるのでは？と思うくらいです。
田舎は色々な鳥がのびのびしていると感じます。
そしてもちろん、私はのびのびできる田舎の方が好きです。
個人的にイソヒヨドリが大好きで、
春に美しい声で鳴いているのを見るとハッピーです。
海の近くの開放的な地域に生息するイソヒヨドリやセキレイ。
彼らのように、私も海の近くの広い場所でしか生息できないと感じるのでした。
都会の田んぼ
野鳥の島の近くに田んぼがありました。
ランチ
銀座にはグルテンフリーのお店が４店舗ほどある
と思って銀座へ。しかし...
目当ての店が予約で満席、他の店は定休日、移転、など
都会の砂漠を彷徨うことになりました。。
ユニクロ
お昼を食べたらユニクロへ。
どうしても夫にパーソナルカラーに合う色を着て欲しくて
カラバリ豊富な店を渡り歩きました。
帰途
前述の通り、東京は歩く距離が半端ありません。
普段、車移動でほとんど歩かないため、足がクタクタに。
早めに帰ることにしました。
高輪ゲートウェイ駅。初めて見る駅でした。
10年という月日は色々なことが変化するには十分でした。
10年前と現在
かつて東京で生活していた頃と比べると、街並みはずいぶん変わっていました。
東陽町、区役所前にはレンタサイクルが並び、他にも設備が充実してそうな雰囲気だったり
イキイキという小さくてゴミゴミしたスーパーが立派な建物に変わっていたり
高層マンションが増えていたり、駅前テナントが総入れ替えの勢いだったり、
何より驚いたのが以前働いていた会社が移転していたことでした。
古くて狭い建物が嫌で嫌で毎日発狂しかけていましたが、
移転して快適な職場環境になると知っていたら辞めなかっただろうか？
否、他の理由で色々な意味で、やめざるを得なかった会社だったのだろうな...と
夫と出会うために移住してきたのだろう、と改めてしみじみ思ったのでした。
東陽町も銀座も、おそらく地価が高騰していて
家賃が上がって出ていってしまったテナントが多いであろうこと、
値上げしてしっかり営業できない業種はきついであろうこと、
個人事業主として現場の空気感からひしひしと実感しました。
立派になっていたスーパー「イキイキ」。
値上げの重要性
銀座のグルテンフリーやヴィーガンのお店を見て思ったのは、
「高っ！！！」です。
当店の商品が全て倍の値段しているような印象です。
もちろん、家賃は高いし、人を雇っているし、高くなって当然なんです。
さらに、こだわった原材料を使用していれば尚更。
しかし、必要な人は必ずいるし、わかる人には良さがわかります。
存続していくためには、値上げしても必要とされる価値のある商品を作り続けること。
当店でも値上げしましたが、それでもまだ「安い」と言われるのは
都会と比較すると家賃と人件費の面で当然なのかもしれません。
当店が都会で営業していたら、絶対に今のお値段でのご提供はできませんから。。。
まとめ？
今回、熱海と東京に行ってきて思ったこと。
- やっぱり自然の中で生きるのが一番
- イソヒヨドリが大好き
- 海の近くでないと生息できない
- 江東区は妥協、南伊豆は希望
- 値上げは正義
- お店のお土産スイーツを作りたい
海の近くの自然の中で生きていきたい
「海の近くの広々とした環境」という意味では
江東区で生活していたのは自分に正解だったのだと思いました。
よく豊洲まで片道15分ほど自転車で爆走したものです
しかし、もし今も当時のままの雇われの身だったら...
きっと大して給料が上がるわけでもなく、自由に働けるわけでもなく、
通勤ラッシュや人混みのストレス、将来の不安が毎日続いているんだな...
と思うと結構ゾッとするのです。
「江東区は妥協」というのは、私にとっては消去法としての選択肢だったのです。
しかし南伊豆は私の希望であり、自分の意思での選択肢なんだなと思いました。
周りの人、普通の人が言う意見や、自分の頭で考えて選ぶ選択肢ではなく、
心からの思いとして選びたい選択肢です。
（頭では、都会の方が便利だし仕事はあるし病院もあるし一生安心というのはわかっていますが
心では、そういうことではない本物の豊かさ、真の価値を求めているのです。
自然は人間には作り出せない貴重なものであり、人工物にはあまり魅力を感じません...）
下田へ移住して、結婚して、自営業を始めて、移転して、
メニュー構成もガラッと変わって、さらにまた移転しそうで、
金銭的にはカツカツですが、精神的には潤い満たされていて、
静かな日々の中でたくさん考えて、試行錯誤して、
色々な経験をさせていただいるのだな、と感謝な日々です。
（立地で客層が全然違うので、所変われば品変わるのですよね。
ペリーロードや熱海のような、「その場所に来る客を拾う商売」から
「わざわざ来ていただくお客様を相手にする」という商売に変わったのです。
そして更に僻地へと行こうとしているという商売に向いてない性格
）
お店のお土産スイーツを作りたい
友人知人に会うときに、自分のお店のお土産を渡したいと思いました。
クッキーなど、現在のパッケージでも悪くないですが、
もっとおしゃれなギフト用パッケージにできたら良いなと思ったり。
クッキー缶を探したりもしていますが、いまいちピンとこず...
まだまだやれること、やりたいことはたくさんあるのだと思いました。
お店のコンセプト作りやデザインのプロの方、いないかな〜|∀･)
自分で育てた野菜をお店で出せたら良いなとも思っているので
そのうち、家庭菜園もやりたいです
家庭菜園？？今までのチャレンジはこちら
