奥歯が欠けたので歯医者に行きました。
加齢に加え治療で弱ってるから歯医者といつまでも縁が切れないよ
と思っていましたが。

なんと虫歯ではなくて
ただ欠けたのでした。
原因はおそらく
食いしばり。
朝起きると歯をぎゅーっとしてた疲労感が口に残っているので気付いてはいたのですが、まさか歯が欠ける程頑張っていたとは。

金縛りも食いしばりも
ストレスや不安、緊張が原因である事が多いそうです。

私はこんな状況でもこんなだから、かなり楽天的な性格なのだと思っていましたが、無意識下では不安で仕方がないのかしら。
欠けた歯は私の弱い内面の現れということなのか。

今、村上春樹の新刊を読み始めています。
ハルキストとまではいきませんが、「風の歌を聴け」からずっと読み続けています。
村上春樹の小説は、いつも「これは私のことが書かれている」と感じます。
恐らくそう感じる読者が強く惹きつけられ、夢中になるんですよね。
そして、たくさんの人にそう感じさせるような普遍的な何かが物語の底に沈んでいるのだろうな。
メタファーの作家、の様に言われますものね。
「街とその不確かな壁」も
タイトルで既にやられました。

がんに囚われている自分と
そうでない自分との乖離が深刻化している
昼間ふわふわした事考えてるのに、歯をぎりっと食いしばって、いったいどんな夢に耐えているのやら。

これはそんな私の物語の様な気がして。
物語から出てきた時、心を良いところに落ち着かせる鍵も見つかっているかもしれません。
楽しみです。
村上春樹の場合happy endは無さそうだけれど。



因みに、食いしばりは交感神経優位になるそうなので、まずいです。
早く治さなくては。