リーグ日程の遅れについて、声を上げた選手たち | スペイン女子サッカー備忘録 ~Jugadoras Japonesas en Liga Iberdrola~

スペイン女子サッカー備忘録 ~Jugadoras Japonesas en Liga Iberdrola~

スペイン女子サッカーリーグで活躍する日本人選手の情報を中心に、オンラインで得た情報を。半ば備忘録的に連ねます。

日本時間1月31日

日曜日の朝、SNS上に

このような文章を貼り付けた

ポストが次々と現れました。

 

 

Queremos solucion

(解決策を求めます)

というハッシュタグとともに

これをポストしていたのは

スペイン女子リーグに所属する

選手たちやOGたち。

 

COVID-19感染対策のため

スペインサッカー連盟が定めた、

保健上の規定に異議を唱える内容です。

以下、意訳。

 

『プリメラ・イベルドローラの選手として、

私たちは現在の

パンデミックの状況を認識し、

健康を優先事項として理解した上で

これを伝えます。

プリメライベルドローラの

日程管理の問題について

話し合うために

サッカー連盟と数回の

大規模な会議を行った結果、

共通の合意に達しなかったため、

より具体的なプロトコルを

決定する必要性を示し、

限られた例外的な

ケースがない限り、

遵守される規制の下で

これらのテストと結果を

より制御することを望みます。

 

私たちは競争を発展させるために、

私たちを保護するプロトコル、

そして何よりも遵守される

プロトコルを持つことが

極めて重要であると信じています。

私たちは迅速な解決を

求めていませんが

存在するさまざまな

ケースに対して

効率的でしっかりした、

公正な解決策を求めています。
そのために私たちは

まざまな会議で提案し、

あらためて

次の声明を通じて提案します。

 

可能な限り最初のラウンドで

延期されたゲームを

優先するようにしてください。
可能と考えます。

陽性者があっても、

両方のチームが

試合を行うために必要な

最小数のプレーヤーを出せる場合、

試合延期に異議を唱えます。 

これを行うには、

責任のあるスペインサッカー連盟の

助けを求めます。

そうすることで

プロトコルに必要な内容を変更し
私たちのリーグでの競争は

継続的に続けることができるので、

粗悪なリーグを避けることができます

現在は不確実性に満ちています。
私たちは解決策を求めています。 

試合をしたいです。

 女子サッカーが必要です。』

 

先週末開催された第17節の

順位一覧を見れば、

無事に17試合全てをこなせているのは

セビージャ1チームのみ。

自チームからは陽性者を

出していないにも係わらず

最も試合消化数が少ないバルセロナは

今後、女子CLや代表活動への

選手招集もあり

相当に厳しいスケジュールに

直面せざるを得なくなっています。

 

<第17節結果>

 

 

 

サッカーメディアMARCAが

早速取り上げて報じています。

 

画像クリックで記事へリンク

 

<記事要約>

『プリメラ・イベルドローラ

チームのキャプテンは

今週木曜日にサッカー連盟と

オンライン会議を行い、

これまでの17節で生じた延期のために、

今後プレーされるゲームの量が

チーム間に多くの不平等を

もたらす問題を共有しました。

 

プリメラ・イベルドローラチームの

キャプテンのほとんどが出席した

この会議の開催を要求したのは、

まさに(未消化試合が最も多い)

バルセロナの選手たちでした。

 

会議は2時間に及んだものの、

キャプテンたちが提案した

試合消化日程と

保健衛生上の提案を

現行のプロトコルで

100%完遂できると信じている

サッカー連盟は承諾しませんでした。

選手たちは不満を持って

会議を終える結果となりました。

 

競技の進展は、プレーヤーと

クラブの両方を悩ませています。

彼らは、試合の100%が行われて

シーズン末に到達することが

ますます困難になっていると感じています。

規定では「参加しているすべてのクラブの

公式カレンダーで予測された

合計日数の少なくとも50%が

プレーできなかった場合、

昇格、降格、またはチャンピオンなしで

終了したと見なされる」と示しています。

この数字を超えて100%に達しない場合、

「特定のチームがプレーしていない

試合の数が、チームの過半数の

20%以下である」という条件で、

係数システムを使用して

分類が実行されます。

この決議に個人的に不満を表明し、

不満と見なすものを

喜んで報告するクラブがすでにあります。』

 

 

かつてない状況下にあっては

誰にとっても苦肉の策を

取らなければならないこともあるでしょうが、

選手たちの心身に

大き過ぎる負担をもたらさず、

無事にリーグが終了することを

願って止みません。