名刺がわりの小説10冊 | 色の習慣

色の習慣

色の意味を考える日々

1月末にブロガーさんが

 

名刺がわりの小説10冊

 

紹介されていて、

 

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他人の本棚を覗けたような

 

不思議な楽しさがあったので、

 

私も10冊を集めてみました。

 

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心に残っていても

 

意外と手放してしまっていて

 

本棚には5冊しか

 

残っていませんでしたが・・・

 

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手元にある5冊は、

 

苺をつぶしながら/田辺聖子

クリエイティブな仕事を続けていく女性の佇まいが心に残ります。今読んでも新しく感じるのが不思議。「私的生活」、「言い寄る」の3部作は、田辺聖子全集6で読めます。

 

舟を編む/三浦しをん

出版に携わる人の仕事の話が好きで、編集モノをよく読みます。辞書を手にすることが少なくなったけれど、ぶ厚い辞書が欲しくなる。

 

キッチン/吉本ばなな

何よりも、揚げたてカツが美味しそう。初めて読んだ10代の頃は、「こんなファンタジーは現実に無い」と思ったけれど、年を取った今は「ファンタジーってある」。

 

火車/宮部みゆき

「火車の前に火車なし。火車の後にも火車なし」というポップを本屋さんで見かけて、大きくうなづきました。モヤモヤするけど何度も読みたくなる極上の珍味。

 

ポースケ/津村記久子

登場人物すべてが近所に居そうです。女性が働き続けることの大変さと喜びが、まっすぐに書かれていて嘘くさいドラマじゃないのです。働こう!と思えます。

 

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『苺をつぶしながら』の文庫本は、

津村記久子さんが解説を書かれています。

お二人とも大阪の方ですね。

 

残り5冊は・・・

 

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岳物語/椎名誠

学生時代に読んで、「育児は大変だけど、面白そうだ」とノンキに思ってました。定本で読むと、成長して3児の父親となった岳くん本人の後書きが読めて感慨深いです。

 

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アブサン物語/村松友視

猫可愛がりし過ぎていない接し方に憧れつつ、アブサンが亡くなった夜のシーンに涙。奥さんの一言が心に沁みました。続編も読んだ気がするけれど、良かったのはこっち。

 

 

悪人/吉田修一

トイレを掃除するシーンが心に残っています。何かのタイミングで悪人にも善人にも傾いてしまう人間の危うさが、自分にも起きそうで恐い。映画化では樹木希林さんも出演。

 

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火花/又吉直樹

一生かけて何かを表現していくことで得るものと失うものがあるけれど、それは幸せな人生である気がした。前半と中盤、7割ぐらいまで退屈でしたが後半一気に良かった。

 

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きりこについて/西加奈子

表紙の猫について判明した時に涙。私も生きているうちにこんな猫と出会いたい。西加奈子さんには、いつも後半持っていかれます。

 

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本棚を見まわして

 

10冊を探してみると

 

他にもいろんな本が現れて

 

頭の中にも現れて、

 

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背表紙の色を見ているだけで

 

いろんな思い出がよぎりました。

 

これって絵本10冊とか、漫画10冊でも

 

きっと面白いはず。

 

楽しいタグを教えてくれた

 

フジタさんに感謝です。

 

ありがとうございました。

展覧会のご成功をお祈りします!

 

 

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