今回は「緊急手術」についてです🥬


まとめますが、
脳出血→アンギオ検査→原因が脳動静脈奇形(AVM)と判明→開頭手術+血管内手術となりました。
タイトルの緊急手術というのは、予定されておらず、休日であり、急遽決定したためです。


脳出血を起こしてから、手術を受けるまでに、約1日しか経過していなかったことと、沢山の検査での疲労もあり、あっという間でした。そして、頭では〝手術〟ということを認識していても、頭痛が継続していることで、考える余裕もありませんでした。
(ここだけの話、このパターンで良かったな、と内心思っています。理由は、考える余裕があればあるほど、深く考えてしまうこと。また、考えすぎで鬱のようになってしまった可能性もあったな、と。)

もちろん〝全身麻酔〟です。
手術中には必ず家族が付き添うことになっています(緊急時の報告のため)。
そのため、朝から家族がICUの個室の病室まで来てくれ、少し話すことが出来ました。顔を見たとき、安堵感と最悪の事態を考え、泣きそうになり、口数が減ってしまいました。だけど、家族はそれを察してくれました。
(なんと、手術当日は、お父さんの誕生日🎂だったのです。だから、少しから元気に「おとん!誕生日おめでとう!」と言いました。おとんは、「あいよ!大丈夫だよ。」と)

そんなこんなで、時間は過ぎ、朝1番での手術でしたので、9時頃には血管治療室へ、、。
🌵私の手術の流れは、、
・血管治療室→最終的にはオペ室へと行く
(血管治療室)
・心電図・血圧モニター装着
・血管確保を行う
・麻酔をかける
・気道確保、酸素マスク開始
・大腿動脈からカテーテルを挿入して、AVMの場所まで到達させる
・出血部分をまとめるため、アロンアルファのような液体を入れ、固まらせる
(オペ室)
・うつ伏せのような姿勢(後頭葉の切開のため)
・開頭開始
・皮膚を切開し、頭蓋骨を取り除く。固まらせたものを取り除く。
・人工頭蓋骨を装着
・ホチキスのような針で、脳を閉じる。
(約30針)
・麻酔から覚める
・気道確保のための管を抜管
・バイタルサイン確認し、ストレッチャーで元々いた、ICU個室へ帰室

こんな感じで、手術は経過していました。
時間的には、
✴︎10h(手術時間)
✴︎2h(準備時間)
計、12hにおよぶ手術になりました。

終えて、帰室中の廊下で気持ち悪くなり、嘔吐しました。そして、何故だか、手術とは関係のない、左肘が痛く、曲げることが出来なかったため、「痛い!」と、叫んだことを覚えています。
(今思い出すと恥ずかしい笑。Dr達は何時間も私のために手術してくれていたというのに。。。話によると血管確保のため、長時間伸ばしていて、神経が一時的に障害されていたのだろう。とのことです)

そして、術後は、
・臥床安静のため、足に血液の塊りができないよう弾性ストッキングという、締め付けられる靴下を履く
・弾性ストッキングに+でメドマという、持続的にふくらはぎを圧迫してくれる機械の装着(マッサージ機のようなものです)
・電気毛布の使用
・手術部位(頭部)固定のため、包帯のようなもので、頭をグルグルに(結構締め付けられて、それだけで、頭がガンガンするくらい)
・輸液の継続(人によると思うけど、私は3本くらい)
・酸素マスク(10L)
(これが、暑くて苦しくて)
・心電図モニター、血圧モニターの装着
(血圧は術後は10分おきくらいに測定)
・パルスオキシメーター装置
・動脈圧ライン装着

こんな感じかな??
戻った時は、プチパニックみたいな感じになって、うまく呼吸ができていなかった記憶がある。
寒気が凄くて、ブルブルしてたなぁ。
ボーッとしてたなぁ。
家族が手術終了後、Drから説明受けて、部屋来てくれて「良かったね、、無事終えて。お疲れ様!」って、手握って涙してくれたことは、一生忘れない。今でも思い出すと涙がでてくるなぁ。

ホンマに、脳外科の先生方、手術室・病棟看護師さん方、検査科さん方、麻酔科の先生方、緊急手術なのに、私のために時間を割いてくれて感謝しかないです。ありがとうございました。
もちろん、それまで支えてくれた、家族や友人、私を取り巻くすべての方々にも感謝です。


長くなってしまったので、その後のことは
改めて書きたいとおもいます。
ご視聴ありがとうございます😊