前回の投稿は筋トレになる運動とならない運動は

仕事ではなく仕事率を高い値にすると書きました。

 

それは、短縮性収縮の場合(重りを挙げる)

出来るだけ時間をかけずに高い値の仕事(挙げる)をするか

という事だと。

筋トレで考えるとは出来るだけ速く動かせる最大重量で

運動するという事です。

 

では伸長性収縮の場合(重りを降ろす)はどうかというと

仕事(J)では力(N)の向きと反対方向へ移動(m)する場合は

負の計算となります(ーNm)。よって仕事率の計算は使わず

筋肉に筋トレになるような強度の高い運動をしようと考えると

速く降ろすと筋肉が弛緩してしまう為筋トレにならない運動に

なるのは容易に判断できます。

伸長性収縮の場合は重さに対して筋肉を収縮させたまま

弛緩させることのない速さで降ろすことに集中することが

大切です。

 

この挙げる降ろすの間も動きを止めることなく

筋肉の力が抜ける様な関節がロックするまでの

可動域は使わず常に筋肉が最大限高強度な運動

をし続け正確な動きが出来なくなれば運動は終わり

となります。

その高強度な運動をする習慣に体を慣らすことが

筋トレになる運動と考えています。

 

これがアイアンクリニックで指導する運動です。

なので1セットでいいわけです。

やればわかりますが1セット目以上の強度を

2セット目に出すことは出来ません。

アイアンクリニックである6種類の運動は

やってもらいたい最低限の運動です。

週に1回1セットづつを年齢関係なく

皆さん一生懸命、頑張られています。

 

よく追い込んで動けなくなってからが筋トレなんて

聞きますしそう思っている方も多くいます。

元気な動ける人達がやるには好きに運動したら良いと

思います。しかしアイアンクリニックでは

運動したことない方や運動不足で心身に不調を来たした方、

高齢者や日常の動きが思ったようにいかない方々も

来られます。

そんな方々が追い込みの筋トレなんてまず無理です。

なので瞬間、瞬間の動きに集中して真剣に

筋肉に対して高強度な運動をしないと動けるように

はなりません。強度が高い分、運動時間は

短くなります。1時間も2時間も出来ませんし

私もしたくありません。

誰もが老化に打ち勝つにはどういう運動が筋力向上に

効果があるのか理解することが重要です。

体動かしたから強くなるってもんじゃないです。

老化している人の体の耐久力と老化し続けている事実を

甘くみないで下さいね。

指導する側も真剣なんですよ。

 

一般的な運動施設では、そういった高齢者は

無理せず緩い運動を指導されて指導している側も

されている側も歳とったらこんなもん。

バランスが悪いから、とか細かい1、2個の筋力を集中的に

鍛えてとか歩き方が、とか体の使い方教えても強くなりません。

その人の体の筋力そのものが実際強くなる事が最重要ですよ。

何か動いたら動いてないよりはいいやろ。

みたいな感覚で運動しているのは勿体無い時間です。

普段運動不足で体動かしたいなぐらいの人は

それでもいいと思いますし安静にするよりは

実際いいでしょう。

しかし30歳過ぎて今より元気に一生動ける様になりたい

と真剣に考えている人が緩い運動では時間の無駄です。

簡単に考えれば分かる事です。

今まで出会ってきた人や家族の事考えてみたら

わかりますよね。世の中見て下さい。

理想は理想ですよ。

 

今現在の時点で出来ない事が緩い運動して

何か出来る様にはなりません。

年々できない事が増えていきます。

弱りたくなければ鍛えるしか無いです。

当たり前の事です。

 

今、自分がやってる運動が

筋トレになる運動なのか分からない。

運動はしているが体の変化を感じない。

何歳になっても新しい事、今できる事を

継続できる体になりたい人は

アイアンクリニックへGO‼︎

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