鍛えずには生きられない | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候

 

 

 

私の研修医時代、脊椎外科で有名な先生の下で働いていた。

その先生は、紹介された患者さんは手術しなければならないと思っているような、取り敢えず手術が好きな先生だった。

その術前説明が衝撃的で、このまま足腰立たなくなって動けなくなってうんこおしっこダダ漏れになるか手術するか、ご自分でよく考えて下さいみたいなことを毎回言っていた。

これを聞いた研修医仲間が、「先生知ってるか?昔の人は手術無かったから、全員足腰動かなくなってうんこおしっこダダ漏れやったんやで」と言ってきた。

 

まあ、当時の理解?では、足腰や排尿排便するような神経は腰から行ってるわけで、その神経が腰で障害されてって屁理屈も通ったのかもしれないが、今やそんな腰の変形が痛くなったり歩けない人を作ったり膀胱直腸障害を起こすなんて決定的な証拠も無く(馬尾症候群ってのはあるが)、私に言わせれば老人で足腰立たずうんこおしっこがダダ漏れなんて、ただの筋力低下と認知症の影響でしょうって感じです。

要するに心も体も鍛えなかった影響なわけで、腰の神経の通り道の問題じゃない。

 

鍛えなかったら心身ともに老化には勝てないわけですが、あくまでも鍛えなかったらなわけです。

ちなみに私は来年磯野波平と同い年になるが、現在も今までで過去最高パワーを出す肉体を更新している。

 

しかし、世の大多数の方々は弱り続ける人生で満足し、何もしていないのに動きづらくなってきた、何でやろう?なんて言ってるんですよね。

こういう人に、いやーそれは腰の神経がねなんて言って、じゃあ手術しましょうって凄い世界だって私は思うわけですよ。

いや、今も少なからずこういうことが行われているわけですよ。

何でやろう?じゃないよ。何もしてこなかったんでしょ?そりゃ当然弱るよってだけのことです。

 

日々心身を鍛えているのに弱ってきた、これも筋肉についてはあり得るわけで、筋肉が大きく筋力が強くなる運動になっていなければ、弱るのがましになるにしても強くはならない運動ってことは多々あるんですね。

だから、筋トレっていう運動があるんですよ。まあ筋トレって呼んでる強くならないのも散見されますが。

 

日々筋トレしてて、使用重量もちょっとずつ伸ばして行けてるんですが、最近歩きにくいんです、これは何か違う病気があるでしょうから、医療機関を受診すべきです。

 

要するに鍛えてなかったら晩年普通にエライことになりやすいってことですよ。