リハビリ入院 | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候

 

 


筋トレは数ある運動の中の一つだ。

 

なのに、医学部で私が習った内容は自動運動=筋トレだ。

 

私が高校時代、バーベル・ダンベルで筋トレしてるつもりで全然強くなれなかったのに、それ以下の歩くだけでも筋トレみたいに習うわけだ。

 

要するに他動運動、自分の筋肉を使わずに他人や器械で動かしてもらう運動以外は(これ一般的にもはや運動するとは言わないが)、筋力増強効果があると言うわけだ。

 

こういう考えの元で筋トレを語ると、筋トレしたけど良くならない、筋トレしたら痛くなった、筋トレは年寄りにはできないとか、様々なネガティブな意見が出てくるだろう。

 

で、ちょっとマシな筋トレの話となるとオーバーロードの原則とか、サイズの原理とか言うわけですが、これも負荷とか強度とかオールアウトとか、文学的な雲をつかむような抽象的な話で、分かったつもりで具体的に分かりにくい話だと私は思うわけですよ。

 

で、高校時代の私はこういう分かったつもりの筋トレをしても圧倒的に強い体を手に入れることも無く、イージーゲイナーなら毎回漸増性の原則みたいに上げていけるようだがそんなことも無く、ずっと同じ運動を続けるハードゲイナー状態に陥ったわけです。

 

なので、弱った高齢者に筋トレしたこともない医者が「筋肉付けましょう」「プールで歩きましょう」みたいなことを言ってるのを聞くと、反吐が出る。

 

で、その指示を受けた理学療法士が適当なストレッチや軽い運動、歩行訓練を歩けない老人にしているのを見ると、これで動けるようになったら不思議だわって思うわけですよ。

 

こういう運動=筋トレって乗りで、じゃあ入院してリハビリしましょうってやって、動けなくなって退院するわけです。

知らずにリハビリ入院したがる動けない高齢者もいますからね。

 

こんなのを飽きる程見てきた私ですが、他の医師や理学療法士は何の疑問も持たないみたいなんですね。

歳やからしゃあないで済ませちゃうんですよね。

で、そんな医者や理学療法士が「筋肉はいくつになっても付けられるしね」なんて分かったようなこと言うわけですよ。

詐欺よね。

 

これって、筋トレを真摯にやってきた私だから思うことなんでしょうか、それとも運動=筋トレという誤った教育の問題なんでしょうかね?

 

そもそも入院してリハビリして動けなくなった高齢者も家族も、何の疑問を持つことも無いようですしね。

私なら切れるとこですが。

 

まあ、私ならどんな状況であれ、100%リハビリ入院なんかしませんけどね。

自分でジムで鍛えます。

数ある運動の中の極一部が身体機能を向上させる筋トレであり、それがどういうものか知ってますからね。