人間力 | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

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Killing Timeに日記を書き候

 
藤岡弘、氏の本多忠勝を語るトークショーへ行ってみた。
以前も真田丸の頃に講演を聞いて、なかなか氏の人間の深さを感じまして、今回もお邪魔させていただいた次第であります。
 
いろいろ興味深いお話をされていましたが、その中の一つをご紹介しましょう。
 
本多忠勝と言えば徳川四天王の一人で合戦に57戦参戦し無傷であった猛将として知られている。
 
普通にへー、そうなんだと思うところだと思うのですが、藤岡弘、氏は、いくら強い武将でも57回も戦争に参加しても無傷でいられるはずがないと。
なので、ただ強かっただけでこんな武功は立てられないと。
 
では、何故57戦無傷であったか。
本多忠勝と言えば合戦に数珠を巻いて、敵味方関係なく戦死者を弔ったのは有名ですが、合戦で勝つと織田信長などは相手方の親兄弟子供皆殺しなんてやるわけですが、武田軍や伊賀忍者に勝利した時に本多忠勝は家臣家族全員を自分の責任で引き受けると主君に直談判したそうで、人をとても大切にする人間力の高い人だったようだ。
だから、合戦で本多忠勝に襲いかかる敵から家来は命を助けられた御恩、家族を助けてもらった御恩に報いるために必死で戦い守ったのだと。
だから、57戦無傷だったのだと。
実際、関ヶ原の合戦で本多忠勝は落馬しているそうだが、その時、家臣の武将が本多忠勝に自分の馬を渡して逃したそうだ。
それくらい、家臣家来の人望が厚い人物であったようだ。
自分の能力が高いだけの猛将だったからの、57戦無傷では無いということだ。
 
この辺が武功は立てられなかったが、生涯無敗の宮本武蔵と違うところかな、なんて思いましたね。
彼は勝ちにこだわって、ある意味セコい勝ち方でも勝ちは勝ちっていう逸話が多いですもんね。
 
そして本多忠勝本人も、主君の徳川家康の忠臣で、天下泰平を開こうとする家康に忠義を尽くし、日本の260有余年の平和な江戸時代を作るのに貢献したわけです。
 
そんな本多忠勝を藤岡弘、氏は日本の武士道の始まりと言うか礎と言うか、そういう人物であったと考えているそうだ。
 
私もまだまだ人間力が低いから詐欺られたりするんでしょうね。
まだまだ未熟者です。
流石わ仮面ライダー1号された藤岡氏。
良い話が聞けました。