連動企画~SEIKO‘S BEST 10 | SEIKO SWITCH ~松田聖子をめぐる旅への覚書~

SEIKO SWITCH ~松田聖子をめぐる旅への覚書~

最も知られていながら、実は最も知られていないJapanese popの「奇跡」、松田聖子の小宇宙を、独断と偏見、そして超深読みで探っていきます。

いつも学術的な(?)屁理屈ばかり捏ね回している当ブログだが、あまりこればかりだと脳内が筋肉になってしまうので、たまには楽しい企画でも。

当ブログを始めるきっかけでもあり、聖子病患者の「地」でもある、しおれたきゅうりさんのブログ「松田聖子という奇跡」のコメント欄がいま沸騰している。

元々、きゅうりさんの熱い記事に呼応するように、コメント欄も常時盛況を極めているのだが、きゅうりさんの個人的理由から、本編の更新は3月初旬からストップしている。

当然、それ以後の読者のコメントは、この最後の記事に積み重なっていくわけで、もはや収拾がつかないほどのコメント数になっているわけだが、最近それに輪をかけるコメント欄内企画が始まってしまい、もはやカオス状態。

その企画とは「聖子の曲ランキング」。最初は「A面ベスト5」という穏当な企画だったものが、みな熱狂的聖子ファンだからして、それ以外にも勝手なランキングを並べるようになり(私も勝手に「B面ベスト5」を載せたり、『アルバム曲ベスト10もお願いします』

などと煽ったら本当に実現してしまった)、GW明けからはとうとう週間チャート化してしまった。

現在、「A面ベスト5」「B面ベスト5」「アルバムベスト5」「アルバム曲ベスト10」がチャート化され、毎週集計されて発表されることになっている。

 

お遊びと言ってしまえばその通りだが、こんなに人を困らせる、そしてそれゆえ無茶苦茶楽しい企画もそうはない。これで毎週の楽しみが増えて有難い限りである。

 

ちなみに私の各ベストは以下のようなもの。

 

A面ベスト5

1 ガラスの林檎
2
 野ばらのエチュード
3
 風は秋色
4
 天国のキッス
5
 ストロベリー・タイム

 

B面ベスト5

1 マドラスチェックの恋人
2
 ベルベット・フラワー
3
 レモネードの夏
4
 少しずつ春
5
 わがままな片想い

 

「アルバムベスト5

1..風立ちぬ
2.SILHOUETTE
3.Pineapple
4.Canary
5.Windy Shadow

 

「アルバム曲ベスト10

1.雨のリゾート
2.with you
3.Sailing
4.
流星ナイト
5.
雨のコニーアイランド
6.
ピンクのスクーター
7.
星空のドライブ
8.Dancing Café
9.Canary
10.
ナイーブ~傷つきやすい午後~

 

聖子ファンはみな同じ気持ちだと思うが、これらの曲やアルバムはもう断腸の思いで選んだもので、候補は軽くこれの3倍はあっただろう。実際、来週になったら大幅に入れ替わっている可能性があるわけで、だからこそきゅうりさんのブログでも週間チャート化したのだ。

 

それにしても驚くのは、聖子ファンの皆さんがあげた、例えばアルバムベスト10を見ると、お互いに全く重複していないチャートがいくつもあること。ちなみに私のベスト10は、集計された全体のベスト10と全く違う。これは考えてみれば怖ろしく凄いことだ。アイドルという土俵でこれだけリスナーの考える「代表曲」が分散される歌い手は聖子以外ありえないだろう。

「普通の」アイドルは、何か一曲代表曲を持っていれば、それを繰り返し再生産することでアイドルとして延命していき、その寿命が尽きる前に違うポジションへと「転身」する(たとえば女優業とかバラエティとかに)。そしてその代表曲は「懐メロ」として、その転身した本業を補完するアイテムとして使われるのだ。

 

そう考えると、聖子がいかに突出した存在かが改めてよくわかる。

24曲連続でチャートナンバーワンを記録した珠玉のシングルたちは言うに及ばず、通常は誰にも注目されないそのB面ですら、A面を凌駕するほどの名曲が揃っているのだから。そしてアルバムに至っては、「これは飛ばそうかな」と思う曲がほとんどなく、いつも最初から最後まで聴いてしまうのだ。ある意味非常に困った人である(笑)。

 

さて、きゅうりさんのところで前述のランキングは楽しんでもらうとして、ここではきゅうりさんのコメント欄で提案した「イントロベスト5」と「エンディングベスト5」をやってみようと思う。

 

聖子の曲には、本当に印象的なイントロやエンディングの曲が多い。制作側、いわゆる「聖子プロジェクト」の参加者たちが、いかに本気で関わっていたかがよくわかる。ファンならずともイヤでも耳に入る破格のイントロ曲「チェリーブラッサム」や「夏の扉」は言うまでもないが、ファンの間では「神のイントロ」として有名な「P・R・E・S・E・N・T」「星空のドライブ」などの名曲のほかにも、「こ、これは…」と思わずうなってしまうイントロやエンディングがいくつもある。

 

手始めに「イントロ編」から行ってみよう。

私の「イントロベスト5」(現時点での・笑)は以下の通り。

 

1.       雨のコニーアイランド

2.       花時計咲いた

3.       愛されたいの

4.       雨のリゾート

5.      Dancing Café

 

ちなみに、きゅうりさんのところで披露したアルバムベスト10のうちの3曲がここにも入っている。つまり、いかにイントロにやられたか、ということだ。

 

「雨のコニーアイランド」は、メロディもカッコいいが、何と言ってもこのイントロ。ワクワク感が半端ない。仮に「カッコいいイントロ選手権」があったら、聖子代表としてこれを推薦したいというくらい気に入っている。これは佐藤準のアレンジだが、大村雅朗だったらもう少しソフトな音になったかも、などと想像するのも楽しい。

 

「花時計咲いた」は、最初に聴いたときから、本当に好きなイントロだった。この二つのイントロをつなぎ合わせたイントロ(解りにくい)が素晴らしい。元々信田かずおのアレンジは私好みなのだが(「裸足の季節」も「風は秋色」も大好きなアレンジ)、もうこれは最高傑作だと思う。

 

「愛されたいの」。もうこのイントロのギターにやられる。大村雅朗はキーボードプレイヤーなのに、ギターの入れ方が怖ろしく上手い。「with you」のギターなどはもう涙ものである。そして、この曲はイントロとエンディングとのセットで語られるべき曲でもある。

 

「雨のリゾート」。私のアルバムベスト10のトップに入れた。初めて聴いたとき、このイントロのシンセの音は、「ちょっと安っぽいんじゃ」と思った。が、聴き込んでいくうちに、もうこのイントロしかあり得ん、と思えるほど気に入ってしまった。

 

Dancing Café」。これもカッコいいイントロ。船山基紀のアレンジはちょっとウエットなのが多くて、個人的にはあまり好みではないのだが、この曲は例外的に大好きだ。

20062007のカウントダウンライブで、幕開けの「雨のコニーアイランド」からこの曲に移っていく構成がもう好きで好きで、ニコにアップされてる動画を何度観たかわからない。

 

さて、もしよろしければ皆さんの思う「イントロベスト5」を教えて下さい。

よろしくお願いします。