新入社員の時から仙台に勤めており、かれこれ2年半となる。

 

仙台には、友人は皆無であるため、出会いの場も当然皆無である。

そうなると、婚活パーティや街コンが主な出会いの場となってくる。

今から約2年前、仙台の婚活パーティで1人の女性に出会った。

 

その女性は、2歳年上の、山形県出身でショートカットの似合う綺麗な方だった。例えるならば、剛力彩芽に似ていた。(以後、剛力さん)

 

その婚活パーティでは、参加女性一人一人と会話をすることができ、パーティ終盤で気になった男女を選びあい、両思いならマッチングで連絡先交換ができるという形式のパーティだった。そのパーティで、見事、剛力さんとマッチングした。その瞬間は、天にも昇る気分であったことは今でも覚えている。

 

そこから2回程デートを重ねた。綺麗な剛力さんに、最初は緊張していたが、話をしていくうちに打ち解けていき、徐々に距離を詰められれていた。

 

剛力さんには、大学時代から6年間付き合っていた彼氏がいたらしい。その人と結婚も考えていたらしいが、突如別れを告げられ、婚活に励んでいたらしい。

「こんな綺麗な女の子を振る男がいるのか、なんて贅沢な奴だ、そいつは」と憤りを感じたと同時に、「え、もしかしたら、剛力さんと結婚も夢じゃないのか」と期待を膨らませてしまった。しかし、そんな剛力さんとの時間も長くは続かなかった。

3回目のデートに誘った際に、突然、剛力さんから通告を受けた。

 

「ごめん。好きな人ができたから、もう会えないや!」

 

それは、あまりにも突然でかつ、私に大ダメージを与えたのだった。

 

 

続く、、、