前回のブログ細胞はストレスで強くなる!<中編>の続きです
HSP(ヒートショックプロテイン)は大腸菌から人間に至るまで、ほとんどの生物が作り出すものです!
その後の研究でHSPには、100以上の種類があり、熱だけでなく、重金属や活性酸素、ウイルス感染など、様々なストレスに応じて生成されることが報告されています。
HSPが生成された分、細胞は強くなり、その後に遭遇する様々なストレスに打ち勝つことが出来るようになります
このHSP発現に、ストレスに立ち向かうヒントがあると
ここでHSPはどのような条件で増やすことが出来るのか
まず大切なのはいきなり強いストレスを掛けるのではなく、、最初は耐えられるくらいのストレスから始め、徐々に負荷を上げていくことです
強い負荷から始めると細胞はHSPが発現する前に死滅してしまうからです。
温度とHSP生成の関係では、HSPは細胞をいったん高い温度下に置き、そこから元の温度下に置き、そこからも元の温度に戻した”ストレス回復時に発現します
だからこそ、ストレスから回復させる時間を挟むことが大切になる訳です。
その一方、このHSPはストレス状態から解放されれば、3~4日で細胞から無くなり、細胞のストレス耐性が失われてしまうことも分かってきているので、、ストレスから回復させると言っても、時間を空けすぎるてはいけないのです。
この事実から私が感じたのは、我々の人生も、そして細胞レベルにおいても、ある程度の困難や負荷がかからないと弱くなってしまうと言うことです!
実は筋トレでカラダが変化するプロセスにおいても同じことが言えますよね。
オモリ(負荷)を筋肉にかけて行かないと、筋肉も強く育ちませんから(笑)
我々はストレスからは一生逃れられないのですww
ならばストレスを生きるエネルギーに転換する術を、一生かけて模索し、またチャレンジし続ける姿勢が必要となるんでしょうね・・・
3回にわたり、長々とお付き合い頂き、ありがとうございました