リフォームで階段を吹抜けにする場合、
このように階段の端を低い壁(低い腰壁)にする場合が多いです。
なぜなら元々壁だった為、踏み板がないからです。
(階段と同じひな壇型に低い壁を作るパターンもあります。)
このタイプの場合、特に注意するポイントはアイアン手すりの高さとスタート位置!
予め斜め部分が階段の踏み板より高い位置(今回は185ミリの高さ)にある為、
その分を考えた高さ設定にする必要があります。
仮に手すり高をH800にしようとすると800-185=615ミリとアイアン手摺自体の見た目が悪くなる為、今回は見た目のバランスも考え手すり高を830ミリ(アイアン手摺645ミリ)で制作しました。
※もう少し低い斜めにしてもらえると、見た目が良くなるので、リフォームされるかたは要注意!
スタート位置は先から横に10センチの所から手摺りを始めました。
実際頻繁に使用するのは奥に見える既存の壁手すり。
スチール手摺はあくまで落下防止と見た目の解放感をもたらすものなので、スタート位置は前過ぎて動線を邪魔したり、奥すぎてバランスを壊さない位置から始め見た目のバランスを整えてました。
角度ものですが、しっかり角度を実測すればそれ程難しいものではありません。
少しのスペースでも吹抜けになると抜け感が出て空間を広げてくれます。