階段は大きく分けて“直階段”・“回り階段”・“かね折れ階段”の3タイプがあります。
今回は始まりが3段回って4段目から真っ直ぐなかね折れ階段。
(簡単に言うと上から見てL型の階段)
このタイプは、リビング階段を使用する間取りで多く見られます。

4段からは真っ直ぐで吹抜けになる為、そこにアイアン手すりをご希望される方が多いです。

 

 

今回のポイントはまず手すり高750ミリ!

一般的に多い800より少し下げています。750でも梁がある分階段をおりる際の落下の危険は感じにくく、天井固定なので出来るだけ天井に当たる面積を狭くする750で手摺のプロポーションを整えます。


次にアイアン手摺の始まりは4段目段鼻〜65ミリスタート。

手すりを少し前から始める事で、1〜3段のL字根本部分の落下を防ぎます。どうしても90度曲ると内側は階段が狭い為に出来るだけアイアン手すりがあると安心です。
(踏み板の滑り止めには取付ないよう65ミリ)

 

 

 

最後に足元と天井(梁)固定。

(厳密には梁の模様をしたクロスです)天井ではなく10段目の壁にも固定出来ますが、スッキリさせたい希望があったので天井留めを採用しました。

 

 

 

見た目重視でアイアン手すりを設置される場合でも、つけてから使いにくい・ケガをした。とならないよう、階段の種類や設置場所から考えられる最善の手すりをお選び下さい。

 

 

 

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