おはようございます。

昨日に引き続き、今日は吹き抜けに取り付けるアイアン手すりの解説!

 

 

サイズは900モジュールの吹抜け開口柱〜柱W3150ミリ(壁の内々はW3015)、ボードの状態での実測値はW3013でした。
図面上と実測では2ミリ差があり、そこからクロスがはられる為最終取付時はさらに差が出てきます。

細かい寸法をお話しする意味は、それだけ図面上の寸法とは異なると言う事です。
実際制作した寸法は3013-5=3008ミリで、取付時の吹抜け開口寸法はおおよそW3009.5ミリになっていました。
3.5ミリ壁が厚くなっています。

※特に両端が出隅の場合はコーナー下地やパテで厚みが出てきます!
(1.5ミリの隙間には事前に用意している薄いライナーを入れます)

 

 

はな工房は美しさの観点から調整金具を使用しない為、実測寸法とクロスでどれくらいの変わるかの予想をたてて制作しますが、ひとえに寸法とはこれくらいシビアに考えていかないといけないと言う事です。
もし調整金具を使用したスチール手すりをご購入予定であっても、これを意識されると安心かと思います。


さらに3メートルものを一体型で設置場所へはもっていけないので分割加工します。

 

(出来るだけキレイに見える工夫をします。)


その他のチェックポイントは足元の合板。
各現場で異なりますが、フローリング下の合板が柱センターまでしかない場合、半分吹抜け側に合板がなくフローリングと梁の間に隙間が空くと言う事です。

 

 

隙間の下の梁までビスを伸ばせば?と簡単に考えるでしょう。でも隙間にはビスが効かないと言う事はそれだけ強度が弱くなってしまいます。
(フローリングが貼られる前に工務店さん等に相談しましょう)
特に長い吹抜け手すりの場合は予め埋め木をしてもらうようにします。

下から見るとシンプルで美しい手摺でも、こう言う風に考えられて作られています。

 

 

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