歌で自分の世界を表現する件、
今年のうちに、
少しでも進歩したくて、
ここ数日、もがいていた。
師匠のアドバイスによると、
私の場合、
自分の世界を表現するには、
空気感を大切に、
ニュアンスを
つけて歌うこと。
この意味が、
一年間、体感できなかった。
ニュアンスとは、何だろうか?
元気な曲は元気に歌い、
悲しい曲は悲しく歌う。
最初は静かに入り、
サビは盛り上げる。
韻は丁寧に強調する。
これらは、ニュアンスではない。
譜面通りだ。
そんな折、
一枚の写真に、
ニュアンスを見つけた。
先日、楽屋で撮った自分。
陽当たりのよい白い部屋、
鏡が数枚。境界線がわからない。
そこで、改めて、
ニュアンスという言葉を調べてみた。
ニュアンスとは、
「色や音の微妙な差異」
と辞書に書いてある
つまり、曲は、
微妙な差異の連続で、
成り立つということか!
ひとつひとつの音や言葉を
もっと繊細に、
色や香りを纏うように、
色や香りを変えながら、
深い呼吸にのせて発声し続ける。
奥行きのあるイメージ。
間合いや余白も大切。
今まで、
まったく何もデザインしてこなかった!
あまりにも大雑把すぎた!
今、ようやく気づけてよかった!!
ちか