浅田真央選手、引退しちゃうのかぁ。
真央ちゃんのスケート、まだ見ていたかった。。
いつもハラハラしながら、でも目が離せなかった。
これまでよく色んな重圧に耐えて頑張ってきてたなぁ。
ソチ五輪は、夜中にライブで観てて、ショートプログラムで泣きそうになったり…。もうあの時は、なんだかとても悲しくて…
その後のフリーの演技は、当時も、今またテレビで流れてるの見ても泣く。胸が詰まる。
ユーリ!!!onICEを観た時に、最初に思ったのは、真央ちゃんにもこんな風に徹底して寄り添ってくれる存在があれば、またオリンピックで羽ばたけるのかな、ってことだった気がする。
例え、年齢的に難しいとしても。
もしかしたら、自分がしたい演技が本番でできるんじゃないかな、と。
でも、真央ちゃんがもう限界だと、もう十分だと思ってるんだったら、それでいい。と心から思う。いや、そんな偉そうに言うもんじゃないか。
ほんとに今まで、フィギュアスケートを楽しませてくれてありがとう。
で、本の話。
有栖川有栖『英国庭園の謎』(講談社文庫)
角川ビーンズ文庫の『臨床犯罪学者・火村英生の推理 46番目の密室』、を買ってから、有栖川有栖に久しぶりに挑戦しようと、持ってるものから新しく買ったものまで何冊か読んでみる。
角川ビーンズ文庫の方でシリーズ制覇しようかとも思ったけど、中途半端に講談社文庫の有栖川有栖国名シリーズを持っていたから、断念。
新たに買ったものの一つが、『英国庭園の謎』。
講談社文庫から出ているものは、国名シリーズ、とか言われているらしい。エラリークーンのやつと同じ。
出版された順に、ロシア紅茶の謎、スウェーデン館の謎、ブラジル蝶の謎、と読み進めると、阪神大震災が起きるちょうど前後の時期だったのが分かる。
作者名であり、登場人物(主人公)の名前でもある有栖川有栖は、大阪の夕陽丘在住。
その相棒、火村英生は、京都の大学で犯罪社会学を教えている助教授。
二人とも関西在住なので、神戸が現場の事件もあり。
大震災前の神戸と、後の神戸。
短編集である『ブラジルの蝶』の最終話「蝶々がはばたく」はまさに震災直前に起きた事件として書かれている。
最後に追悼文のようなことも書いてあり、どれだけ地震によって多くの人々が亡くなり、生活の基盤を失ったかが、感じられた。
『英国庭園の謎』も短編集で、時系列的には震災後になっている。
こっちの最終話は、とっても胸くそが悪い結末だった…←え
うん、後味悪いというか、被害者のおっさんの生前やらかしたことが胸くそ悪すぎて、あほか、と連呼したい感じ。
即効、全然違う雰囲気の本読み始めたわ。
と毒づいてみる…←え
まぁ、本全体としては、『英国庭園の謎』は、事件が起きてから火村有栖コンビが現場に呼ばれる定番ものから、犯人視点で書かれるもの、3年前の出来事にフューチャーするもの、などなど多彩な作品集になっていておもしろかったと思う。
最終話のおっさんにむかつきさえしなければ…
うん、一番の感想がこれって…どうなんだろうな。
感想の中に阪神大震災の話をなぜ出した、っていう。
こういうのをダメな読者と言うのかもしれない。