忍びの国 | モモのブログ

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好きなことを綴ります。

SMAP×SMAPやってるよー。

 

小さいころから見てた番組だから、もう特番とかでも復活することもないのかと思うと…感慨深いなぁ。

 

というか、いまだにSMAPが解散、っていうのが信じられない。。

 

こんなグループ、もうこれからも出てくることはないんじゃないかと、よくは知らないながらも思ってみたり…。

この、仲が良いのか悪いのか不明な雰囲気もあるのに、ファンやら視聴者の前でパフォーマンスとか姿を見せる時に最終的に感じるのは、ちゃんとSMAPというグループを背負って立ってるなってことなのは、なんだかすごい。(かなり意味不明なこと言ってる…ww)

 

 

で、ジャニーズのグループ違いで、嵐のリーダー、大野智くんが今度主演するという、映画『忍びの国』の原作小説。

 

和田竜さん作。読みました。

 

すごくテンポがよくて、どんどん読み進めていけるし、分量もそう多くないから、さくっと最後まで読める。

 

義理人情や信頼関係といった、常人の持つ本当にごく普通の感覚を全く持たない伊賀者たちの非情さ。

主人公の無門も凄腕のまさに伊賀者らしい若者。

 

だけど、無門には、お国といういいところの武家からさらってきたお嫁さんがいて。(まぁ、女房になる予定はあるけど、まだなれてない、という感じだったけどもw)

 

そのお国さんのことになると、伊賀者とは違う、感情的で一途な、無門自身もコントロールできないものに振り回されてしまう。

 

別に恋だの愛だのとは何も語られてはいないけれど。

 

ただ、伊賀者として、何事にも無関心・非情、金銭の事にだけひたすら執着する、という性根と一緒に技の数々をたたき込まれた人間の中から、人として生きるということがどういうことなのか、そのことがずっと無門の知らない内にも胸の奥の奥でもそもそしていて、そして最後にはぽふっと若葉が芽吹くように顔を出した瞬間を見せられるラストまでが、結構胸を打った。

 

もちろん、そこに至るまでも、至ってからも、信長が天下統一をすすめる戦乱の時代には必須の血塗られた道ばかり。

 

実存した猛者たちの戦場における殺し合い場面の連続だったりもする訳で。

 

だからこそ、無門の胸の内に芽吹いたものが、哀しくて仕方がなかった。

 

 

映画、観てみたいな、と思った。

 

 

2017年は『銀魂』も映画化されるし、この『忍びの国』も観たいし、色々観たいものが増えてる気がするなぁ。