ふと、こんなことを思った。
『世の中は「視点(モノの見方と反応)」でできている』
ルビンの壺
雨が降ったときに、
・「うわ、最悪!」という反応もできれば、
・「うわあ。傘持っててよかった。」という反応もできる。
「うわ、最悪」と思えば、「雨をなくす」ための発明が生まれるかもしれないし、
「うわあ。傘持っててよかった。」と思えば、「常に持ち運べる傘」が生まれるかもしれない。
そうやって、世の中にあるあらゆるモノは、ある個人の「視点」によって形成されるのだ。
であるならば、「モノ」を売るには、「視点」を提供すればいいのだ。
・「雨って嫌でしょ?だから避けられる◯◯です。」
・「傘って便利だけど、急な雨は避けられないですよね?だから携帯傘」
となる。
コンテクストを提供することで、共感が生まれ、モノは売れる。
そういえば、前の会社の方が新入社員の面接をするときに見るところは「視点の多さ」だといっていた。
同じものを、どれだけ多くの視点から見られるかによってアイデアの幅は決まる。
クリエイティビティとは、「物事の組み合わせ」というのは正しいと思うが、
実は「モノの見方の組み合わせ」である。