節電について | 色塾BLOG-

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日々のビジネス・社会に対する思いや、起業に向けた考え、読書に対する感想など様々な話題を、海外で働くマーケターとしての第3者の視点から展開。

以前、節電のまとめで、節電の考え方はピークを減らすという考え方だということをお知らせした。

そのうえで、気になる記事を見つけた。

私は次のような方法を提案します。
 まず電力を「15%」削減できる3つの施策を重ねて実行します。

 ・4月からサマータイムを採用し、時間を2時間早める
 ・企業や工場は週5日間を選択制で操業し電力需要を平準化する
 ・夏の甲子園を中止、または春か秋に変更する

                      (引用:大前研一)

そう。

ピークをなくすという視点でいえば、電力需要をパズルのように考えて平準化すればいいだけである。
「全体の節電をしろ」というのは、電力会社の社長があまりにも考えのない人間であるか、他の意図があるに違いないと思われるわけだ。様々な曜日別、時間帯別のファクトを持っていれば、解決策は様々あるはずである。

そして、上記に加えて、政府があまりにも考えがなくて、東電を鵜呑みをしているのか、政府が電力会社と共同して、なんらかの政治的意図を隠していると思われるわけだ。

一般市民の生活を犠牲にして、何がしたいのだ?

やはり、言われているように、計画停電は、原発権益を守るためのパフォーマンスなのか?グローバルの圧力か?それとも、電力会社の社長も政府も両方、そんな簡単なパズルに気付かないくらい思考力のない人たちなのか?

後者ではないはず。

やはり情報統制・制限がかかっていると考えるのが普通ではないだろうか。

なぜなら、その辺りの電力平準化をするために、例えば、企業の労働曜日をずらしましょうなどというロジックは一般市民でもわかることであるのに、東京電力は、冬の曜日別・時間別電力需要について公開せず、国民の理解を促進しようとしていない。

しっかり、情報を公開して、正しい戦略をもって、この困難を乗り越える方法を提示することを
国・政府・東電に強く求めたい。