23年間生きてやっと気づいたこと。 | 色塾BLOG-

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日々のビジネス・社会に対する思いや、起業に向けた考え、読書に対する感想など様々な話題を、海外で働くマーケターとしての第3者の視点から展開。

この1週間、去年のブログで書いたとおり、

結構頑張った。


できる限りのことを自分でやることを決め、

決して適当にやらないと誓った。


トレーニングがずっとあったこともあり、

毎日6時起き、2時就寝でやってみた。


非常に疲れた。


そのトレーニングの最終日が今日。


このトレーニングには全ブランドのコンペがある。

ブランドのストラテジーをディスカッションした上で、プレゼンするというものだ。


賞金1500万。ブランドの予算となる。



その中で、チームの中でリーダーとしてディスカッションをリードする立場になり、

ブランドを代表して、マーケター100名近くの前で、プレゼンさせてもらった。


みんなで3日間トレーニングを受けながら考えたアイデアのまとめ。

絶対勝ちたかった。でも負けた。


他のブランドはシニアの人やブランドマネージャーがやっているのだからしょうがない。

などとは思わない。


なぜなら

「いけるんだ。」という無駄な自信があるから。


そこで気づいたことがある。

「自分はチープな自信を原動力にしていること。そしてそれは偽者であること。」といえば的確であろうか。


それは、自分の考え方を冷静に眺めてみればわかる。


-チームで作ったストラテジーのアウトプットについて

「CMK,FINANCE,CBD,MEDIA,PR,BRAND。すべての人の力の結晶。」という思いの中で、

「自分がフレームを形成したんだという自負。」


-プレゼンの資料について意見をめちゃめちゃいわれたとき、

「これは正しいな、取り入れよう」とはもちろん思いながらも、どこかで、

「ごちゃごちゃいうなよ。俺のいうとおりにやらせろ。そしたら勝ってきてやるよという自信」


これらは、自信というよりも、

自分を鼓舞するための自信のための自信。


そして、自分を盲目にさせるための自信でしかない。


これが23年目にして、気づいたこと。



非常に良い機会を与えてもらったと上司に感謝している。


さっきもいったように、コンペの賞金は1500万。これがブランドの予算に加わる。

すごく大きなお金である。


他のブランドも力を入れているし、この状況で僕は新卒の成長のために、

1年目のものにブランド全体のディスカションをリードさせ、プレゼンまでさせることができるだろうか?

と思うと、「そうはできないだろう」と思う。


この大事なところで、僕の「経験」と「成長」のために、

「リーダーをやれよ」といってくれ、「プレゼンしろよ」といってくれた上司たちに本当に感謝でいっぱいだった。


そして、みんなで作った中身は素晴らしいプランを勝利という形に変えれなかった自分の不甲斐なさに、

ひさびさに本気で落ち込んだ。


これだけ負けて悔しかった、泣きたいくらい悔しかったのは何年ぶりだろうか。。。。。



この敗戦から僕は学ばなければいけない。


マインドセットの持ち方のおかしさ。

プレゼン・コミュニケーション能力の不足。

リーダーとしての能力の不足。


認めざるを得ないほどまざまざとした能力不足。



1500万という莫大なお金を「僕の成長」に投資してくれたことに感謝して、

この学びを本当に自分の成長に絶対に繋げていかなければいけない。


やっぱり、仕事を中途半端でやるなんて考えられない。


次のプラン。絶対、大きなものにして成功させる。

それは、自分のプライドでもありながら、僕の成功を本気で考えてくれる人への強い思い。



3日間のトレーニング、非常にたくさんのことを学んだ上に、

根本的に自分を見つめなおす良い機会だった。



「所詮、僕はたいしたことないのだ。」と認めたくないが、認めなければならない状況。

苦しくて眠れない。辛い。


しかし同時に、ここから自分が大きく変わっていけるかどうかは、

この悔しさをバネにして、どれだけ自分が頑張れるかによって変わる。



所詮、自分は「まだ大したことないのだ」という事実に大きな不満をもちながら、

その事実を悔しいながら、認めなければいけない。


その悔しさをバネに、来週からは、さらに頑張っていくしかないのだ。


そうやって、自分を成長させていくことしか、自信を持つ道はないのだと考えた3日間だった。


こんな簡単なことに、

23年間、気づかなかった自分に「お前はアホか?」といってやりたい。


しかし、同時に、この無駄な自信は僕の強力な武器であることにも違いない。

「できる。できる。できるからやる」という盲信。


これがなければ物事はかわらない。物事は進まない。

このアジリティーだけは絶対失ってはいけない。


その中で、自分がどう変化していくか。頑張ってみよう!



ここまで書いて思い出した。この会社に入ってすぐのときのこと。


ジェネラルマネージャーにこう聞かれた。

「あなたは人に負けたっていう経験がないの?」と。


僕は、

「負けたことはたくさんあるとは思いますが、完全に負けたー・・・・・・と「思った」ことはたぶんそんなにありません。」


これが顕著に今までの自分を示しているだろう。


ちゃんと、負けを負けと認めること。

しっかり、入念に悔しい思いを味わうこと。

しかし、失敗を怖がらないこと。


ここから始まる。


成長したい。

→死ぬほど失敗する、一生懸命やる。

→失敗するための機会を自分で作る。

→自ら機会を作る

→動く、一生懸命頑張る