耳が大きいというのは良いことなのだろうか。


私の耳はダンボほどに大きくないので空は飛べない。

大は小を兼ねると言うが耳の穴の大きさならまだしも耳自体のサイズが大きいと言うことで得をした事はほとんどないと思う。
高校生時代にはちょうど名探偵コナンが流行り、『大きな耳がコナンくんみたいだね』褒められることが多々あった。

しかし私は別にコナンくんは好きではない。

もう時効だと思うので言わせてもらうが、コナン好きを主張したわけでもないこの私になぜそれを褒め言葉として使ったのか全くわからない。そしてコナン君は耳が大きいキャラというのは共通認識なのですか。他に注目すべき点はたくさんあると思うのですが。





なぜ自分の耳について話し出したかと言うと、最近美容院を変えているところから話は始まる。
コロナ禍により担当の美容師さんの出勤が減ったため、他の美容院も行ってみようという気になりいくつか今まで足を運んだことのない店へと行った。


しかしながら、行く美容院行く美容院全てで

耳を焼かれている。


どの店もドライヤーで痛みを伴うほどに耳を焼いてくる。



最初の店では、技術の足らない美容師に怒りこそしたものの、3店舗も連続で耳を焼かれるうちにそもそも私の耳が悪いのではないだろうかと言う考えに至った。

私の耳が彼らの経験を越える大きさであるがゆえ焼いてしまう。そういうことでは無いだろうか。それとも、美容院で耳を焼かれると言う事はよくある話なのでしょうか。


ホットヘ◯ッパービューティという魔のカルテにより初回荒らしだと勘違いされ耳を焼かれるのでしょうか。初回限定クーポンを使用する客は須く耳を焼き、美容師にしか分からない焼印を刻み他の店で初回クーポンを利用した際に罰としてうっかりを装って焼くんですか。右の耳が終われば左の耳を焼くつもりですか。

最近ではドライヤーを当てられる度、また耳を焼かれるのかと身がすくんでしまうようになった。パブロフの犬である。やがて私は全ての店の初回クーポンを使えなくなるのだろう。

そしてわからないのは、すみません耳がちょっと暑いですと言うように伝えたにもかかわらずまた耳を焼かれると言う状態である。

一体どのように伝えれば耳を焼かれずに済むのかわからない。何度も何度も痛みを訴えることによりお互いイライラするのも嫌だしと思い耳を焼かれているのだが家に帰るとやはりとても悲しい気持ちになる。
しかしながら耳を焼かなければ乾かない髪の毛と言う可能性もあると言うことを考えると今度は私の頭の形がまずい可能性が出てくる。もみあげの位置がおかしいのか。考え出すとキリがない。



私は、耳が大きくてよかったと思ったことがない。

まもなく2020年は終わる。

残り少ない毎日をこの大きな耳をどう生かすか考え生きていこうと思う。





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