先週の土曜日に流産と言われ
水曜日に死産して、明日は火葬日だ。
今日のお昼に旦那さんからLINEが来た。
土曜日の13時に火葬の予約取れたよ。
赤ちゃんを病院で預かって貰っているから1日でも早く引取りたかった。
土日に火葬の予約出来たらいいなと思っていたので安心した。
私は19w6dで死産した。
赤ちゃんは2週間位前から育っていなかったんじゃないかなって言われた。
我が子は66gの15cmだった。
私くらいの週数の赤ちゃんの骨は大体残らないと聞いていたので遺骨どうなるんだろうと不安だった。
旦那さんが火葬場の人に
もしかしたら遺骨が残るかもしれないので小さな骨壷用意して下さいねと言われたらしい
病院から引き取る際に風呂敷を用意して下さいねとも言われていたので、どのみち買い物へ行かないとと思い仕事から帰って来た旦那さんと急いで出掛けた。
最初は何となく白い風呂敷か、男の子だし淡い水色とかの風呂敷がいいなと思っていた。
仏具屋さんをはしごしたけど骨壷も風呂敷もいかにもと言った物しかなく、私も旦那さんもこれじゃないよねって気持ちでお店をあとにした。
最後の頼みの綱は近場の百貨店だった。
仏具屋さんにこだわらず探していたら旦那さんが淡いピンクと水色のお花の風呂敷を見つけて、
これがいいんじゃないかな
いろはっぽいし
それは凄く可愛くて私も一目で気に入った。
そっか 別にわざわざ寂しく感じる物を選ばなくていいんだよね。
あの子を明るい色で柔らかく温かく私達らしく送り出してあげればいいんだって思ったらなんか凄く気持ちがフッと軽くなった感じがした。
その後お花屋さんへ行き小さな花束も作った
旦那さんと一緒に選んだお花は
白と黄色とオレンジと薄いピンクのガーベラに薄いピンクのチューリップとスプレーという小花。水色のリボンで小さな小さな花束を作って貰った。
ラッピングをする為か、お店の人に用途は?と聞かれて
おめでたいお花じゃないんです
と言うのがやっとだった。
さっき買った風呂敷に似合うとても可愛い花束が出来上がったので私は凄く嬉しかった。
骨壷が一番大変だったな。
何せ他の人のブログや何やかんや凄い読み漁っているとうまく残っていてもスプーン一杯程度とかそういった情報だったので小さいガラスか陶器の容れ物容れ物…と旦那さんと雑貨屋さんを色々周りながら、
まさかうちらが骨壷の代わりになる容れ物探してるなんて誰も思ってないよね
ってちょっと笑いながらも二人で必死に探していた。しかもキッチングッズやお弁当売り場などもくまなく必死で…
取り敢えず気に入った骨壷を探すまでの仮の容れ物なんでサイズ感を重視して何とかそれらしい容器を探した。
キッチングッズ売り場で…
もしも遺骨や遺灰とか何にも残らなかったらこれはうちのキッチンで使えばいいねって。
ご飯も外で食べて家へ帰る車の中で私はどうしても聴きたい曲があり、その曲をかけた。
星野源の『ストーブ』という曲だ
私も旦那さんも今日はずっと二人でこの曲が頭の中を流れていて、二人で鼻歌まじりに口ずさんでいた。
聴きながら涙が出た。
勿論どんな曲かわかった上で聴いていた。
私はずっと思ってる。
泣きたい時は泣けばいいって。
私は今人生で一番泣きたいのだ。
何もしてなくても涙が出る一週間だった。
これからも毎日泣くだろうし、泣きたい。
旦那さんがわたしよりも冷静であまり赤ちゃんの話をしないのがずっとイライラしていて
わたしは泣きながら旦那さんに聞いた。
何でそんな他人事みたいな態度なの?
ちゃんと自分の子が死んじゃったって感じてくれてるの?早く忘れたいなんて思ってないよね?
わたしは他の人がなんて言ってるかはわからないけどどうでもいい。
わたしはわたしと同じ悲しさを感じれるのはあなただけだから、同じ様に今はこの子の為に悲しんで欲しいの。
こんな事口に出して言いたくなかった。
言いたくもないし思いたくもない事を聞いた
旦那さんは涙を流しながら
泣いてるのはいろはだけじゃないよ。
俺だって仕事をしている間涙が出るし、
でも俺は男だから、男だから俺がいつまでも泣いてちゃいけないって思いがある。
だけど、いろはと一緒に辛くて悲しいって気持ちで寄り添ってるよ。
わたしはただ一緒に泣きたいし、
一緒に赤ちゃんの話がしたかった。
わたしは産んだくせに自分が子供を産んだのか今になっても実感出来ないでいる。
産声も聞けず抱っこしてあげることも出来なかった。
わたしは本当に産んだの?
あれは夢だったんじゃないの?
そう思ったりもしてる。
わたしは本当に赤ちゃんを産んだのか実感出来ていない。ただただ辛くて痛い思いをしたとしか感じれていない自分に腹が立つしどうしていいのかわからないでいる。
だから同じ悲しさを共有出来る旦那さんが泣いて悲しんでくれないと、あれは現実だったのかなってなってしまう自分が怖い。
明日は火葬。
あれから一週間。
性別がわかるかもってワクワクしてた赤ちゃんを火葬するなんて思いもしなかった一週間前。
明日はどうか晴れていますように。