前置きが長いので飛ばしてもらって構わないのですが、わたし2.5次元舞台(アニメ等が原作の舞台。2次元と3次元の間という意味で2.5と称される)が好きなんですけど、逆に普通の舞台がちょっと苦手なんですよ🙀
内容が難しいことが多くて単純につまらないのも理由のひとつ😿2.5舞台ってどれだけ内容というか脚本がカスでもイケメンが歌って踊ってくれくれるから許せる🖕🏻😩あと男性脚本で差別的な台詞や構成が多い……。レイプ未遂を「きゃー助けて!……助けてくれてありがとう❤あなたの名前は?」のために安易に使ったり、オカマ弄りも酷いイメージ。そういうシーンの加害者役(ブス!とかおかま!とか言う役)に推し俳優がキャスティングされると心が死ぬ。あと1番嫌なのは若くて熱心に舞台に通うファンがついてる役者を起用しといて、そういう性差別的な脚本家やること。媚ろとは言わないが客層くらい考慮しろよ、観客に対しても加害するつもりか?
あとこれは2.5にも言えるけど基本的に大事なシーンほど怒鳴りあいで感情ぶつけ合ってるのも演技として単調すぎやしないか。
私を舞台好きにさせたのはヒプステ‼️ってくらいヒプステ好きだったんですけど、怒鳴りが多すぎて、ちょっと怖くなっちゃって感情が逆に入ってこないんですよ。
ヒプステというのは結構メジャーな2.5次元舞台で、原作はヒプノシスマイク-Division Rap Battle-。略して『ヒプマイ』。どういう作品か説明するのは難しいのですが、女性が政権を握った社会で個性的な男たちがラップを武器に戦う話です。ラップは一般的なラップバトルの勝敗ではなく、ヒプノシスマイクという特殊なマイクを通すとリリックが精神に干渉するので、それで戦います。ヒプマイはゲーム、アニメ、様々に展開されているので原作がゲームやアニメだと思っている人も多いのですが、ヒプマイの原作は『ドラパ』、ドラマパートの略です。つまりCDを聞いて声優さんが演じる音声で物語を追います。ラジオドラマに近いです。ジャケット以外イラストはなくて台本も着いてないので、想像力が試されます。
例えば、「お、お、おかえり!遅かったね!」「おかえりなさい!」「おう、ただいま、どうしたんだ?なんか変だぞ?」みたいなシーンなら、最初のキャラの声優さんの演技でこのキャラは慌てるな、とか最後の台詞を言ったキャラはもしかして何かに気づいてる?とか推察したり。1番難しいのは場面の転換、回想シーンに入ったことを音声のみで察するのはかなり難しく、聞いてるうちに気づかないうちに回想シーンに入りいきなり死んだ人が出てきたりいないはずの人が喋りだしたりするように感じたりもします。私は声優さん文化に詳しい方ですが、100分のドラパがリリースされた時は脳が相当疲れました……。
私は原作が元々好きで、そこでの推しは三郎くんという中学生のキャラと二郎くんという高校生のキャラ。名前から分かる通り2人は兄弟で、上に一郎くんというお兄ちゃんがいます。
そこからヒプステ(舞台)に興味を持ったのは本公演6演目になる『DH VS BB』公演です。DHはヒプマイに登場するディビジョン(ディビジョンとはヒプマイ世界で登場する地区のことで、3人組で構成されたラッパーが代表しています。ファンの中ではディビジョンと言うとその地区を代表している3人組チームのことを指します)で、正式名称はどついたれ本舗。BBことBuster Bros!!!は先程述べた一郎二郎三郎くんで構成された池袋を代表するチームです。
それまでのヒプステ、及び該当するヒプマイのストーリーは一郎中心で二郎、三郎推しの私としてはつまらなかったのですが、この公演ではふたりが結構話のメインとなります。また、この公演から三郎役の役者さんが変わりました。秋嶋隆斗(現iyo)▶永島龍之介ですね。
秋嶋くんは小柄でとにかく元気。シャカリキに踊ります。演じた当時16くらいでした。身長も160cm台で子供らしい印象です。三郎くんは運動が苦手で天才、友達がいないキャラなので解釈違いかと思いきや、秋嶋くんの子供らしさがリアル中学生っぽくて良かった。声優オタクとしては原作に声が近かったのが嬉しかったです。
永島くんは身長が三郎くんとほぼ同じですが、ファンの中では三郎くん=可愛いだったし、並んだ時に二郎役の松田昇大くんと秋嶋くんとの身長差がオタクに人気だったので、「身長高すぎる」って言われてました。三郎くんの設定より低いのに、オタクのイメージはもっと小さかったんですよね。あと個人的に声が違った。秋嶋くんと違い高校卒業後のヒプステだったので子供らしさはそこまでありませんでした。ただ個人的に解釈違いだった秋嶋くんの元気さとは全く違い、運動神経の悪さを踏まえたダンスが好きでした。
三郎くんの中の子供や生意気と言った面より、天才や神童と言った面が全面に推し出されてて良かったです。私の中では原作越えした数少ないキャラです。
冒頭にと書きましたが大袈裟なアニメ口調じゃなくて、演出が過剰なヒプステで浮かない程度に大振りな演技と、その中でも日常シーンとかは抑え目で日常感を出していたり、バトルシーンでも他のキャラより仰々しい口調が無かったのも良かった。
ヒプステの役者さんは2023年9月に一斉卒業したのですが、卒業公演のBOP以降私がハマったのは二郎役の松田昇大さんで、その1年後くらいにまた三郎役の永島龍之介さんの舞台を見に行こうかと思い立って、OOOPEN!!!!というコメディ舞台を見に行きました。客席数150程の小さい舞台で、コメディに終始してて、こういう舞台もいいなぁと思いました。
2.5の役者さんも全部が全部アニメ原作に出る訳じゃなくて、前述の松田昇大さんの舞台の中でも、私はストレート演劇の『ト音』が1番好きでした。
ただ2.5は女性向けにエンタメとして作られているのでハズレが少ないので行きやすい。内容が会わなくてもイケメンが歌ったりしてるという保証がある。ストレート舞台は刺さる時は刺さるけど、ハズレだった場合は最後まで見るのが結構苦痛です。
特に役者のファンには、舞台が30公演あったら30公演行く、という『全通』という文化があり、予めその分のチケットを初日前に抑えるので、ハズレだった時のショックはすごいとか風の噂で聞いたことあります。私は細かいセリフに注目したいタイプなので2、3公演は行くタイプなのですが、それですら1公演目ハズレだった時ショックだもんな。
今回見に行った『ダ・ビング・ハロウ』は1番後ろの席でも7列目という小劇場舞台なのと、ストレート舞台ということで、正直あまり期待してなかった。アフタートークの日程を先にだしてくれたり、チケットの問い合わせがその夜中にかえってきたり運営に対する好感度は高かったですが。売れ残った日の公演をアフタートークつきにしてあとから出してくる舞台多いので。
先程述べたように、私は怒鳴ったりすることで感情を表す舞台が苦手なので、家庭内暴力描写の注意書きと、あらすじが公開された時、クローン人間が出てくると書いてあって、「あ〜そういうタイプかー」って正直思っちゃった。
お目当ての永島くんが兄弟の弟キャラだったので、注意書きの家庭内暴力シーンに関与しそうなのもうっとなりました。
ただ、私はクローン人間が自分のアイデンティティに悩む話が結構好きで、ヒプノシスマイクの最初の推し飴村乱数もクローン人間です。永島くんは主演では無いのにポスターが龍之介くんソロビジュアルということでもしかしたら龍之介くんがクローンかな?と思いました。
龍之介くん演じる嵐くんは19歳の生意気な弟役ですが、パーカーに7分丈ズボンという子供みたいな服装に思わずガッツポーズしたのを覚えてます。
この舞台は2公演しか入らなかったのですが、群像劇ではなく全体の流れがしっかりとあるストーリーですが、メッセージがいい意味で曖昧で良かったです。主題は兄弟関係であることは間違いないし、終わり方も何が起こったか、とか最後兄弟が和解したところまではきちんと描かれていて、観客の感想の方向性は誘導しつつ、何を伝えたいのかは程よく余白がある感じが心地よかった。
場面の切り替えも見事で混乱しなかったのも良かったし、何よりクローンという非現実的な題材を扱いつつ会話は落ち着いた現実に近いトーンなのがむしろ実際にこういうことが起こったらどうするのか?という問やショックな出来事が起こっても受け入れた兄弟の強さや、酷い親でも拒絶出来ない嵐のリアルな気持ちがくっきりとわかりました。
あと推しの龍之介の演技良かったー!声の震えとか言い方とか、配信で後日談話してくれてましたけど、そんな工夫で観客にそう思わせてたのかー!とかセリフの順番でどんどん気持ちが変化するところとか聞けて面白かったです。演技語ってくれる役者さん好きなんですよ。
あと凄い舞台が見やすかったので、BOXinBOXTheater大好きになりました。笑
暗い話なのに観たあとに変な意味で暗い気持ちが残らないのも良かった。舞台上で完結してた。いつまでも観客が引きづっちゃう舞台、私は苦手というか、舞台中は泣いたりしても終わったら現実に戻りたいというか。これは主観の話ですが……。
円盤も出るみたいなんで、ぜひ買って欲しい舞台でした。
後日談としてはキャスト応援ギフト出したら龍之介くんが「年下にたかるなよ」って書いてあって、いや私の方が年下だが……って思ってクスッとしました。オンライントークで色々話したけどレポ禁かどうかわからないから話せません。笑
ではでは〜

