ミュージカル『GYPSY』
一昨日、無事に東京千穐楽を迎えることができました
連日沢山のお客様にご来場いただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです!
いつも温かい拍手や笑い声、とても励みになっておりました
本当にありがとうございました!
今回ジューンという役に挑戦させていただき、公演中にも沢山の変化や発見がありました。
今までに演じたことのないタイプの役。そして高い歌唱力、ダンス力、爆発力が求められる役。
最初にお話をいただいたときは、果たして自分に演じられるのかと不安でいっぱいでした。
しかし稽古を重ねていくにつれて、自分とはかけ離れていると思っていた《ジューン》と、自分との共通点が意外にも多いということに気がつき、今では、彼女を演じることが毎回楽しくてしょうがないです!
私の小さい頃を知る友人たちは、「発表会で一人爆音で歌っていた、小さい頃の彩春を見てるようだった」と笑いながら話してくれます
そして、観劇してくれた友人たちが揃って聞くのは、
「ジューンは駆け落ちした後、どうなったの?」
という質問でした。
この場を借りて、ちょこっとジューンのその後について書いてみたいと思います
結論から言いますと、ジューンはその後、ブロードウェイやハリウッド、テレビでも活躍する女優になりました。
ハリウッドの観光名所でもある、《ハリウッド ウォーク オブ フェイム》には、彼女の名前が刻まれた星形のプレートが二つ(テレビ放送業界への貢献、映画産業への貢献)もあるんです。
そして、女優業だけでなく、本や脚本などの執筆活動や演出なども手掛け、なんと、トニー賞のBest Direction of a Playにアメリカ人の女性で初めてノミネートされるほど、マルチに活躍した女性でした。
ちなみに今、新国立劇場でも上演されている、ミュージカル『アニー』ですが、ブロードウェイの初演にて、なんとジューンもミス・ハニガン役を演じていたんです!
ジューンは88歳までステージに立ち続け、2010年に97歳でその生涯に幕を降ろしました。
生涯エンターテイメントに生きた、才能溢れる彼女を演じられること、いち役者として、改めて光栄に思います。
パンフレットでもちょこっとお話ししましたが、
女優としても活躍した、ジューンの一人娘、エイプリルは、1932年4月2日生まれなのですが、私も同じく4月2日生まれなんです
知った時は、ご縁を感じてとっても興奮しました!
さてさて、好きなことについて書き始めると、どんどん止まらなくなってしまうので、とりあえずここで今日は止めておきたいと思います笑
いよいよ明後日からは大阪公演。
うわーん、、まだパッキングが終わっていないから、早くやらないと…
森ノ宮ピロティホールの舞台には、昨年5月に『シェイクスピア物語』で立たせていただいたので、ちょうど1年ぶりです!
(シェイクスピア物語のときのピロティでの懐かしい写真)
わくわく。
大阪の皆様にお会いできるのを楽しみにしております!!
À bientôt