2019年ミュージカル『レ・ミゼラブル』、札幌文化芸術劇場hitaruにて、無事に大千穐楽を迎えることができましたフランス
レミゼ2019スタッフの皆様、オーケストラの皆様、キャストの皆様、そしてご観劇くださり、いつも温かく応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

千穐楽が終わった直後は、レミゼの思い出を思い返すと、胸がぎゅっと寂しくなって、なかなか筆が進まなくて、、、ブログ更新が遅くなってしまいました。
ごめんなさい、今回は(も)長くなりそうです💦笑

ほぼ2年が経ちますが、、始まりは、2017年の冬、高校2年生のときに挑戦した、レミゼ2019のオールキャストオーディションでした。
はじめての大きなオーディションにドキドキしながら、毎審査、ただただ必死でした。
自分は演出家の要求にしっかりと応えられたのだろうか…と不安な気持ちにもなって、審査のたびに一喜一憂していましたが、「今の自分にできることはやったから、落ちても悔いはない。」と帰りの車の中で母に言ったのを覚えています。

それから数ヶ月後、マネージャーさんからコゼット役に決まった、という電話がかかってきたときは、信じられない報せに頭が真っ白になってしばらく固まってしまって、、、数分経ってから、突然、心の中で堰き止めてたものが破裂したかのように涙が溢れてきました。

ずっとレミゼが大好きで、いつもソファーで「民衆の歌」を歌いながらフランス国旗に見立てた毛布を振り回して弟とレミゼごっこをしていたり、何度も何度もレミゼのCDを流しては一緒に歌っていた、生粋のレミゼオタクだった(笑)わたしの幼少期爆笑

コゼットに決まった報せが来たあとも、夢なんじゃないか、と毎日不思議な気持ちで、ふわふわしていましたが、4月のキャスト解禁で、コゼット役のところに自分の名前があるのを見て、本当に夢じゃなくて現実なんだ、と実感が湧いてきました
キャスト解禁のときは、ちょうど高校のお昼休みで、友達たちが本当に驚いて駆けつけてくれて喜んでくれて、、、次の授業に入ったにもかかわらず、先生方やクラスメイトがお祝いしてくれた、嬉しかった思い出があります…おねがい

そして10月には新キャストお披露目会。
(↑東宝演劇部公式さんよりカメラ)
生まれて初めての記者会見に、前日の夜も眠れないほど緊張していました。

1月にはエコールも開始されました。
新キャストは基本的に最前列の椅子に座るのですが、後ろからレミゼ経験者の皆さんの大迫力のハーモニーが聴こえてきて、自分のソロを歌う時は毎回膝がガクガクでした。。
でも、それと同時に、ずっと大好きだった楽曲たちに囲まれながら、歌の技術的なことやコゼットのことなど毎日新しいことを知ることができて、幸せで、本当に「わたしの人生がはじまった、そんな感じ」でしたおねがい

そして高校を卒業した日、レミゼの本稽古がはじまりました。
(↑レミゼ公式ブログさんよりカメラ)
稽古中、何度も壁にぶつかって、本当に自分にコゼットができるのか、毎日不安で仕方なかったですが、いつも演出のクリスや歌唱指導のビリー先生が一からコゼットをつくるのを熱心に助けてくださり、先輩方がアドバイスや温かい言葉をかけてくださり、本当に沢山の方々に支えていただきながら、なんとか初日の幕を開けることができました。
プレビュー公演初日に見た、カーテンコールのあの景色は一生忘れません。
(↑レミゼ公式ブログさんよりカメラ)
正直、開幕してからも、毎日舞台に立つのが本当にこわくて不安でした。
でも、温かい拍手を送ってくださった皆様、お手紙やSNSなどで優しく応援の言葉をかけてくださった皆様のおかげで、本当に勇気付けられました。
本当に本当にありがとうございました。

また、東京公演期間中は、横浜F・マリノスの試合で「民衆の歌」を歌ったり、
ともちゃんエポニーヌ、宏規くんマリウスとHibiya Festivalでトークしたり歌ったり、、
イベントを通しても、色んな形でレミゼをお届けすることができたのも嬉しかったですニコニコ

そして、先のことを考える余裕もなく毎日ただただがむしゃらに走っているうちに、あっという間に東京公演の千穐楽を迎えてしまいました。

6月からは各地方都市でのツアー公演。
初めてのことだらけで、最初はドキドキしていましたが、毎日カンパニーの皆さんと共に過ごす中で、今まで以上に、より家族のように感じて嬉しくて、、、リラックスしながら初めての地方公演を送ることができました。
睡眠や食生活を気にしてくださったり、ご飯に連れて行ってくださったり、お休みの日は一緒に遊びに行ってくださったり…本当に娘のように、妹のようにいつも気にかけてくださったカンパニーの皆さん
(↑レミゼ公式ブログさんよりカメラ)
温かくて家族のようなレミゼカンパニーの一員になれて本当に幸せでした
感謝の気持ちでいっぱいです赤薔薇

そして9月16日、私にとって50回目の出演日に、無事レミゼラブルの大千穐楽を迎えることができました。
(↑レミゼ公式ブログさんよりカメラ)
決して一筋縄ではいかず、沢山悩んで苦しむこともありましたが、お稽古からの9ヶ月間は私にとって、一生忘れない、かけがえのない大切な9ヶ月です。
レミゼラブルを支えてくださった全てのスタッフの皆様、レミゼラブルの素晴らしい音楽を奏でてくださったオーケストラの皆様、沢山のことを教えてくださりいつも優しく助けてくださったキャストの皆様、そしてレミゼラブルを愛してくださり、温かい拍手を送って応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

最後に、、、
ありがとう、コゼット。
大きな愛を受けて、その愛を周りに与え、人の心に光を灯すことができる、コゼットという素敵な女性に出会えて、コゼットの人生を生きることができて、本当に幸せでしたピンク薔薇
(↑東宝演劇部公式さんよりカメラ)

またいつか大好きなレミゼラブルの世界に戻ってこられるよう、これからも頑張りますフランス


熊谷彩春ルンルン