こんばんは~~

 

台風シーズン到来ですね。

地球の温暖化もあるのか、年々台風の勢力が強まっている気がします。

昨日も私が住んでいる地域は嵐でした。

 

皆様、台風にも負けず頑張りましょう。

 

さて、今日も生い立ちの紹介です。

生い立ちシリーズで、クスッと笑えるのは、思春期が一番かなと思ってます。

幼いが故の見栄や、可愛らしさ、素直さなど、そういう要素がいっぱいだからです。

 

では、今回も高校生の時の話を書かせて頂きますね。

いきましょうw

 

 

★早く原付に乗りたくて

本日のテーマは、原付(原チャ、原チャリ)免許についてです。

 

正式に言うと、原動機付自転車免許。

 

排気量50cc以下のバイクに乗るための免許です。

町中で走っている、比較的小さなバイクでスクーターが多い印象です。

ナンバープレートが白色というのも特徴でしょうか。

 

この原付を、私が通っていた高校は諸条件を満たしていれば、

通学に使って良いというルールになっていました。

 

そのルールは、「学校まで遠く、公共交通機関がない」場合です。

 

・・・・「僕の住んでいるところは」って?

→そんなの言うまでもないでしょw

 

・高校まで、行きが40分。帰りが1時間30分。(by 自転車)

 

・・・・・「でも公共交通機関があるでしょ?」って?

→田舎は田舎でも、ド田舎ですよw

 

・最寄りの駅まで、自転車で行きが40分、帰りが1時間30分

・最寄りバス停まで、自転車で20分、帰りが1時間。

(そもそもバス停に自転車で換算してる時点でおかしい)

 

そうです。

僕の住んでいるところは、条件を満たしているんです。

 

YES!!

ド田舎ナイス!!

山の上に住んでて良かったーーーー!!

 

↑これね、本気でそう思うんです。

本当に唯一これだけが僕の地域に住んでいる特権なんですよw

 

だって、原付の免許と通学用の原チャさへ手に入れば、

 

・通学がしんどくない。

・友達と長くいれる時間が増える。

・バイクに乗っている人が多くないため、チヤホヤされる。

 

てな感じで、もう最高でした。

 

もちろん、僕の小学校の地域に住んでいる人は全て、

原付通学になっていました。(どの高校も)

 

 

だから、早く原付に乗りたい、乗れるようになりたいですよね。

 

これが、満16歳を超えてから、筆記試験を受けて合格すれば、

運転免許をもらえるんですよ。

 

僕の誕生日は、12月。

つまり高校1年生の12月の末に試験があれば、受けれるのです。

 

でも私の住んでいる地域は、田舎のため試験日程が少なかったんです。

 

調べてみると学校の授業もあるので、春休みの3月にしか受けれない事が分かりました。

 

そんな・・・・。

満16歳になっているのに・・・。

はやく自転車から解放されて、チヤホヤされたいのに・・・。

 

ショックでした。

 

でも、ラッキーな事に12月末の冬休みに試験が受けれる会場がある事を、

父親が調べてくれました。

 

よっしゃ!!

これで冬休みには、親にバイクを見に行って、新年からはバイク通学や。

寒い時期やけど、そんなん関係ない。

アクセルブンブン飛ばして、行ったるからなー♪

 

↑てな感じで、凄いテンション上がっていたのを覚えています。

 

試験勉強も進学校だったので、苦手な意識はありませんでした。

模擬試験で、合格ラインの90点も超えてましたし、まぁ準備万端かと。

 

 

運命の試験当日。

 

試験会場は、私の家の近くの大きな駅から、1時間半くらいのところ。

距離にして、100km位でしょうか。

 

親が、わざわざ僕のわがままのために、試験会場までの、

往復乗車券・特急往復使用代金・乗り換え後の電車代を出してくれ、

持たせてくれました。(特急乗って行くって、大学受験か!)

 

「お父さん、お母さん、今まで塾の帰りに迎えにきてくれた事もあったけど、

もうこれからは自分のバイクで帰れるようになるからね。ありがとう。」

 

気持ちはこんな感じ。

 

いざ特急電車に乗ったら、もう戦闘モード。

テキストを読み返し、受かるための最終仕上げ。

電車でテキストを読み返したのを、今でもほんまに覚えてます。

 

 

そして、電車を乗り換え、目的地の試験会場に到着。

 

緊張した事は覚えていますが、とうとう試験が開始されました。

 

そして・・・無事に試験終了。

 

試験はマークシート式だったと思います。

 

大丈夫、ちゃんと時間内に全問答えたぞ。。。

 

若干緊張したけど、最後の方は落ち着いてきたから大丈夫やろ。。。

 

早く結果でーへんかな。。。

 

そんな事を思いながら、試験終了後、小一時間位を待ちながら、

今か今かと、電光掲示版みたいなところに発表されるのを待っていました。

 

そして、いよいよ運命の時。

掲示板に、合格者の受験番号が張り出されました。

 

・・・僕の番号は~~?と、

 

・・・どこやーーー?

 

・・・あーこのへんこのへんーーっと・・・

 

・・・ん?

 

・・・えっ!ないって!!

 

・・・嘘やん・・・・原付の試験やで・・・

 

・・・落ちるとか、聞いた事ない試験やろ?

 

・・・マジでないって・・・・。最悪や・・・。俺、わざわざ特急乗って何しにきてん。

 

・・・親が、「頑張っといで」って優しく送り出してくれて、お金も出してくれたのに、俺、何してんねん!!!

 

・・・「お昼なんかこれで食べ」いうて、いつも高校の学食500円やのに、2000円位持たしてくれたのに、何してんねん!!!

 

・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・

 

ほんまに落ち込みました。

何が落ち込んだって、

 

・原付の試験は落ちる人なんかおらんと言われてる中、落ちた事

・親がお金を出して僕のわがまま聞いてくれたのに、結果をだせなかった事

・本番にクソ弱い自分

 

です。

 

もう本当に、落ち込んだ。

 

で、当時携帯電話をもっていなかったので、試験終了後、公衆電話から電話してねと言われていたので、親に電話。

 

母親がでました。

 

「ごめん、落ちてしまってん。」

 

その事を告げると、母親は、

 

「そうか、まぁ仕方ないよ。そんな時もあるよ。とりあえず帰っておいで」

 

怒る事もなく、優しい声をかけてくれる親に、ほんまに涙がこみ上げてきました。

特に、”とりあえず帰っておいで”は、ヤバイ・・・

 

「うん。帰るわ。予定通りの特急に乗るから、迎えお願いします」

 

そう言って、電話を切ったあと、涙がこぼれてしまったのを覚えています。

 

 

今でもこの話をすると、色んな人に、「マジで?落ちたん?笑。始めて聞くわ♪」と、いじられます。

 

でも、これは僕の過去の事実なので、全く気にしてない。

だって、ほんまに一生懸命やったのに間違いはないから。

 

以上、そんな、忘れもしない苦い試験の話でした。

 

ちなみに、原付免許試験の合格率ですが、平均で合格率55%みたいです。

(※インターネット調べ。)

 

あと、自己採点した時の点数を覚えてるんですが、88点でした。

・・・あと一問やったのに・・・。

今更言っても遅いですよねw

 

 

では、またです。