皆さま、こんにちは
本日のブログでは、生徒様のご質問に対しましてご回答をさせて頂きたいと思います(事前に、生徒様にはブログまたはLINE公式アカウントにてお伝えさせて頂く事をご了承済みです)
医療福祉従事者の皆さまはもちろん、ご自宅で一生懸命ご家族の介護をなさっている方、介護を学んでいらっしゃる方々にもお役に立てる情報ですので、ブログというツールを使いお伝えしていきたいと思います
拘縮とは、怪我や病気などで関節を動かす機会が減少した時に、関節が硬くなりその結果関節の動きが制限された状態(可動域制限を起こした状態)を言います。変形したまま関節が固まり膝や肘を伸ばせなくなる屈曲拘縮もあります。
血流を良くする事で拘縮を起こしている組織の水分量が多くなり、かたくなった組織が伸びやすくなります。ストレッチ、または手浴・足浴により温まった血液が全身を巡るので血流の改善につながります
ご質問された生徒様はご自分の職場で、お茶パックにお茶の葉(抗菌作用)を入れそれをガーゼで包み、拘縮の方の手の中に入れる事で力が加わった時に香りが出るような工夫をされていらっしゃるとの事でした。このような心遣いは患者様やその患者様のご家族にとっても大変嬉しく有難い事ですよね
『拘縮の方は手に汗をかきぬるぬるしてしまう為、優しいアロマケアがあれば施してあげたい、そして拘縮が少しでも緩んでリラックスできるような方法が知りたい』という生徒様からのご相談でした。本当に患者様の事を大切にされているのが伝わってきました
拘縮の方は手を握り締めているので、細菌や真菌が繁殖しやすくそのケアも大切です。手浴がもっともきれいに洗えるので良いと思いますが、なかなか手浴自体が難しかったり1日に何度も行う事は大変です
そのような時はアロマスプレーを使う事がお勧めです。今の季節は乾燥しやすいですので、20％濃度のアルコール水に精油は1～2％でアロマスプレーを作ります。アロマスプレーを吹きかけた後は拭き取ります。
モノテルペンアルコール類(抗菌作用・強力な殺菌作用・抗ウイルス作用など）の中に、抗菌作用が最も強いゲラニオールという成分があります。このゲラニオールが多く含まれる精油は『パルマローザ』です。毒性もなく皮膚刺激も普通の肌にはほとんどありませんので、安心して使用できる精油です。スキンケアにもよく使われ、皮膚細胞の調整もしてくれるのでとても有難いですよね
パルマローザは褥瘡(床ずれ)にも効果があります。
また、ややローズに似た香りですので女性の方には受け入れやすい香りかもしれません。
柑橘系の香りやフローラル系の香りと相性が良いので、オレンジ・スイートやラベンダー、ローズウッドなどの精油とのブレンドも敏感肌の方に安心してお使い頂けると思います。
香りに深みが出てリラックス効果もアップしますね
オレンジ・スイートやラベンダーは認知症予防に効果的なアロマですので、ルームアロマスプレーとしてもお勧めです
また、ご家庭ではディフューザーなどで空間への拡散がお勧めですよ
宜しければご活用下さいね
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Vol.2万能精油ラベンダーについて
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Vol.4冷え性をアロマで撃退
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