皆さま、こんばんは今日の横手市は天気が良く気持ちの良い日でした
本日のブログでは、私がアロマの道に進んだ理由についてお話したいと思います
お客様や生徒様からも「どうしてアロマの道に進まれたのですか」とご質問を受ける事が多いので、お話していこうと思います
(一部省略しながら進めさせて頂きます)
東日本大震災の日、仙台市の病院で勤務中に被災しました。夜になり一人暮らしをしていたマンションに帰るとそれはそれは今まで経験した事のない光景でした
真っ暗闇の中、天井から水がポタポタ落ちる音だけが大きく響き、雪が降っていたので震えながら散らかった部屋を手探りで片付けていました。
そんな中、友人から誕生日プレゼントで貰っていたアロマキャンドルを思い出したのです
散らかった部屋をかきわけながらキャンドルを探し出し、急いでチャッカマンで火を灯しました🕯
その時のほんのりとした火の揺れや光、そして柔らかな温かみを今でも鮮明に覚えています
何事もなかったかのように灯るキャンドルの火の揺れにとても助けられました
キャンドルにアロマの香りがあった事で気持ちがとても落ち着ついた事も覚えています
2014年4月、栄養サポートチーム(NST)専門療法士という資格を取得しました
病院内の各職種の方々と連携し、病棟をラウンド(見て回る)して患者さんの状況確認や栄養状態・褥瘡(床ずれ)の有無、検査結果の報告、リハビリ等の計画をしていきます
臨床検査技師(検体検査担当者)は検査室で一日中検査業務を行う為、なかなか直に患者さんと接する機会がありません。
ですので、病棟の患者さん(外来の患者さんも)一人一人を目で見て把握する事がなかなかできません。
電子カルテ上や、検査室に運ばれてくる患者さんの検体(血液や尿・便検体、病理検体等)が、唯一の患者さんとの対話でした💉
そこで、NST専門療法士を取得すれば病棟のNSTラウンドに同行でき、患者さんの状態を直に把握できると考えたのです
NSTラウンドで病棟の患者さんの状態などをみてまわっていた際、患者さんの皮膚トラブルがとても気になりました
患者さんの病状はもちろん栄養状況や体位変換の有無などさまざまな事が影響しますが、心電図の電極を胸に付ける際あまりにも皮膚が乾燥していて電極が滑り落ちてしまうという事が多々あり、処方薬以外にも副作用が少なく優しく患部に作用し、長く使用することで皮膚自体を徐々に改善できるような方法がないのかな…⁇と考えるようになりました
そんなある日、優しくふんわりと香っていたあの日の「アロマキャンドル」を思い出したのです。
▲わかかりし頃の私です(2014年)。当時、この眼鏡を気に入ってました
2014年の秋、アロマコーディネーターライセンスを取得しアロマの世界への扉を開きました
患者さんはもちろん、皮膚トラブルで悩んでいらっしゃる方にアロマを通して何かできないか、何か作ることができないか…、そして天然の「香り」を使い癒しの提供ができないのだろうか…と、今もずっと学び続けています
そんな学びの一環として先日東京で参加してきましたセミナーのご報告を明日以降にお話したいと思います
長々と書いてしまいましたが、最後まで読んで頂きましてどうも有難うございました