ナポレオン・ヒルの思考は現実化するの自己評価を元に

虐待と虐待じゃないときの違いを書いています。


人への態度が悪い時は①が当たり前で
人と心地よい関係を築ける時は③が当たり前の考えでした。

①~③の項目の③を目指しましょうという自己評価の項目を元に何が違うのか整理中です。



●嘘をついたり人を騙したりする

①どうしてもやめられない

②時々やってしまうことがあるかもしれない

③どんな場合でも嘘をついたり人を騙したりはしない


①どうしてもやめられない

実家に居るときには


本当は寂しいのに強がったり、

本当は悔しいのに笑ってみたり、

本当は怒っているのに「いいよ」って言ったり、

本当は嬉しいのに「嬉しくない」と言ってみたり、

本当は好きなのにバカにしてみたり


好きが言えなくてちょっかいだしてみたり、

好きが言えなくてずっと黙っていたり、

好きが言えなくて間接的な方法でバカにしてみたり


まぁこんな具合で


自分に嘘をついて、人を騙すのが

『どうしてもやめられない』


というのが当たり前でした。



小さなことだから、それが罪悪感に繋がっているなんて思ってもみなかったですが、


嘘をついたり人を騙すのがやめられなかったことってなんだろう?と考えたときに


最初は嘘といえば


人を騙しているほうを思い浮かべたんですが、

虐待と虐待じゃない時の差を比べると


人よりも自分を騙しているほうが辛かったなと。



自分に正直に生きると決めて歩みなおして

機能不全家庭を克服したのに


虐待になってしまった時には

ちょっとした感情や言葉に嘘が多くなって

『本当は違う…。』という違和感がありました。


そのうちに感情や言葉の嘘が当たり前になると、

感覚は鈍感になって


  • 自分の本当の感情がわからない
  • どんな感情を表現したらいいのかわからない
  • どうやって伝えればいいのかがわからない
  • 本心とは裏腹な言葉ばかりが出てくる

そんな状態でした。



機能不全家庭を克服してフラッシュバックが起こる前までは


  • どんな感情も善悪つけず受け入れる
  • 自分の感じたことは全て正しいので否定しない
  • ばか正直になりすぎない
  • 感情を人にぶつけない
  • ネガティブな出来事は解決策を考える
  • ネガティブな出来事は再発防止を考える
  • 他人のネガティブにも善悪つけず受け入れる
  • わかってもらおうとしない
  • わかって欲しいなら、わかるように伝わる工夫をする


自分が感じたことに蓋をすることもなかったし、

こんなことを思う自分はなんてダメなやつなんだと思うこともなかったし、

相手がわかってくれないなーなんて思うこともなかったです。



虐待の時と根本的に違うのは


自分の感じたことを全て受け入れて、自分に素直になれていたか、


自分の感じたことを感じちゃいけないと蓋をして、自分を誤魔化していたか。



自分に素直なのか、自分を誤魔化しているのか

でした。



自分を誤魔化すから

人にも誤魔化した感情や言葉が伝わるし


自分に嘘をつくから

自然と他人にも嘘を言っているし


自分をこれでいいんだと騙すから

自然と他人を騙してしまうし。



自分では悪意と思っていないうちに

①どうしてもやめられない

状況が当たり前になっていました。



②時々やってしまうことがあるかもしれない

フラッシュバックしてから『どうしても止められない』状況が続くと

私もとても苦しくなるし、パートナーとの関係も悪化、仕事が思うように出来ない状況になりました。



自然と止める方向に足が向いて

したくないこと、違和感があること

思うように出来ていないことを一旦止めて

余裕を作ることにしました。



それまでは体力的にも精神的にも無理ばかりで

理想の時間配分とはかけ離れていたし、

本当に得たい生活ともかけ離れていました。



私がお金を目的に仕事をすると


  • 自分を犠牲にする
  • 他人と比較する
  • 劣等感が強く優越感を感じることを選ぼうとする
  • お金に奪い取るイメージが生まれる

こんな感じで良いことなしでした。



もう一度、やりがいの持てる私の仕事について考えを巡らせるため

パートタイムから仕事復帰を目指しました。


虐待になってから、仕事はゴルフ場レストランを2箇所行きました。

1つは現在進行形。

2箇所の働きぶりは全く違いました。


一つ目はなんとなく周りが働いて欲しそうだから渋々。

二つ目は仕事の感覚のリハビリをしようと思って仕事に向かった。


一つ目は虐待真っ只中の時でした。


とにかくお金持ち観察も兼ねて仕事をするくらいのノリで行ったので

やる気もなく

周りのゴタゴタに流されるままに

人間関係がドロドロしていくのを流れる川を見ているような気持ちで横目でみていました。


当然、仕事の効率を良くしようとか

人間関係を円滑に過ごそうというのも皆無。


二つ目の仕事は、一年のブランクの後に

今まで充実していた時とは仕事の感覚が違うことに気付いて感覚を養うために働くことにしました。


一つ目はお金のため。

二つ目は私のやりがいのため。


結果は全く別物でした。


仕事の仕方の中でも

嘘をついたり、人を騙したり

思っていることや本心とは違うことを言うことが一つ目の職場ではたくさんありました。



「お金持ちになりたいんでお金持ちの観察に来ました。」一つ目のゴルフ場レストランで私が言いました。今思えば、ばか正直。バカにしてくる人にもホイホイ言っちゃってたな。


でも本心はお金を求めてなかった。

お金が欲しいとは心からそのときは思えていませんでした。

今感じるのはお金ではなく、他人から認められることを求めていたので



③どんな場合でも嘘をついたり人を騙したりはしない


虐待と虐待じゃない時の違いを考えると

思っていることと本心が揃わない感覚に違和感があることが気持ち悪くなったので


思っていることと本心を揃えるためにどうするか悩んでいました。


カウンセリングを受けたことで

現状の気持ちを小出し小出しにガス抜き出来たことで

処理しきれない感情(心がモヤモヤした出来事)や

溜まった感情(日々の感じた気持ち)でパンパンだった私の心が


徐々に小さくもとの大きさになっていきました。



自分だけでも同じことを考えていたはずなのな

話を丁寧に聞いてもらえるだけで

不思議と心が軽くなりました。


軽くなるのと同時に次のアイデアが沸いてきたり

習慣を改善したり、

虐待とは違う方向へ進んでいる手応えがあるくらいから


仕事のリハビリにも

プロの仕事(パートだろうがバイトだろうが役職は関係ありません)をする積極性と責任感を持つことが出来るようになってきました。


人間関係はリハビリと思って通いだしてすぐに

特定の人を悪者扱いする場面に遭遇しましたが、

他人の視点・捉え方だけに頼らず

良い面を探すことは出来ないか考えているだけで


他のスタッフの「あの人が休んだら面倒なことばかり押し付けられる」

という言葉を聞いても

「面倒なことをその人がいつもやってくれてるんですね。休んだら有り難みがよくわかりますよね。」とか

言い換えが上手くなったというか

本心なので嘘もないし、


相手も「そうかも」と思うと

相手を悪者扱いしなくなるので、

職場で敵を作ることもないし

敵が増えることもありませんでした。

一つ目のレストランなら「そうなんだ」って鵜呑みにするか、「いやだなー」って思って影響されていたと思います。



本当は自分はそう思ってないのに同意し続けるのも自分にモヤモヤが出来る原因でした。



自分に対して小さな嘘や騙すことが続いていくと

自分に対しても不信感や自信のなさ、罪悪感につながるのは


普段、当たり前にしていると自覚もないし気付かないけれど、


  • 他人の言葉を確認せず鵜呑みにする
  • 他人の言葉に影響されやすい
  • 他人の言葉に同意しやすい
  • よく「でしょ?」と同意を求める言葉を使う

《自分の意見を考えていない時》かなと思います。


人と同じって安心するんですけど、
人の真似を続けた先に安心感、自信、信頼はありませんでした。


自分の好きや嫌いもないと
自分の意見って出来ないし、
好き嫌いを出すことを恐れる必要がなくなると
自分の意見を言いやすくなります。
自分の意見を言える環境だと
格段に安心感と居心地がよくなりました。


人間関係でモヤモヤしていたときは
自分の意見と相手の思っていることが『違う』ことが
『怖い』とも思っていたし、
『違うのはダメ』と思ってました。


③どんな場合でも嘘をついたり人を騙したりはしないで、自分の意見を持って自分の意見を言ったり、
感じたことを素直に伝えるようになると
喧嘩腰にならず
とても自分自身がラクになりました。