私自身、祖父母から(特に祖父から)
甘やかされて育った子どもだと思います。
色々と物を買ってくれたり、
ベタベタさせてもらったし、
あまり怒られることも無かったし。
両親とは違った愛情を沢山もらったと思います。
両親も甘えさせてくれるというよりは
甘やかしているタイプ。
この“甘え”と“甘やかし”の違いが全くわからなくて
自分の育児では失敗しました。
失敗してない時はこの違いが明確で
絶対に“甘えさせる”ことはあっても
“甘やかす”ことは無かったです。
何を基準に〈失敗〉と言っているかというと
- 自分で考えて動かなくなった
- 人任せが増えた
- 誰かがやってくれると思うようになって、自分のことなのに他人事になった
甘やかしてると弊害が色々と出てきました。
甘えるのは安心感に繋がるけど、
甘やかされるのは傲慢さや他責に繋がりました…。
何が違うかというと、
『甘え』は子供が主体の
○○したい!
○○して欲しい!
気持ちを受け入れることであったり
実際にお願いを叶えてあげることで、
甘えさせてあげることができます。
※全てのお願いが叶わないことを知ることや欲求を我慢する経験が大事です。
『甘やかし』は親都合の
○○してあげる
○○してあげた
子供の気持ちも確認せず、
子供の意思も尊重せず、
子供の将来も考えず、
〈自分がしたいからそうする〉であったり
〈自分が他にしたいことがあるから都合良く子供の機嫌を取っている〉だとか
「子供のため」と言いつつ将来のことを考えて無かったのが私の失敗です。
似てるけど、全然別物です。
実家がこんな感じで、
親都合で
個人の意見を尊重しようとされたことも無いし、
子どもながらに『気持ちをわかって欲しい』と思っていたり、
欲求を我慢する力が全く身に付かなかったりで
社会人になって困ることが私は多くて
社会人になって修正してきたことのなかに
“甘え”と“甘やかし”を線引きすることで
新入社員の教育にも役立ったという経験もありました。
新入社員もこの“先輩(私)に甘えられて何でも言える環境の中”なら、多少の厳しさも受け入れてくれてましたね。
子育てにもちゃんと応用してたけど、
色々あって忘れてしまったら
出来なくなっていました。
安心して甘えられる場所があると
人間関係が楽ですね。
普段からお願いしたりされたりに慣れると
お願いして断られることも断ることも怖くないし、お互い様だと思えるし、許せる範囲がグッと広がる気がします。
甘やかしは
ルールを守らないでも「いいよ」「いいよ」と言っているうちに
私自身も
時間にルーズになっていったし、
約束を疎かにするようになったし、
結局、相手も自分も大切に出来なくなりました。
ルールや時間を守ることは大切だけど
強要するのは、また違うかなと思います。
何故、ルールを守るのか?守ることでどんな良いことがあるのか?
説明したり、行動を見せることで
共通の認識をお互いに持つことが大切なんじゃないかな?
必要な生活習慣を身に付けるのに、
甘やかすことで身に付くものでもないし
強要して身に付けさせるものでもないと思います。
しつけをしだしたら、
最初の段階に強制的に「コレをする」は多少要るでしょうけど。
親が十分に子供の話を聞いた上で
甘えられる環境のなかで
必要な生活習慣を
説明したり、行動を見せることで
共通の認識を創りながら
お互いが守れるルールで生活するのが
私は大切だと思います。
まぁ、これ一回出来なくなって
家庭環境崩壊させたんですけどね💦
甘やかしていては
子供の欲求を抑える力が育ちませんので
無限にアレしたいコレしたいを親が叶えようとしたり
言うことを鵜呑みに聞いたり
一番は自分がそれでグレたんでね。
姉からも「ジャイアン」と言われてましたね。
『俺のものは俺のもの。人のものも俺のもの。』だったんで。まさしくジャイアン!
反抗期に甘えで暴力的になるとか
一番避けたい…。
わかっていたら予防できることなら
予防しようと思っています