あるがまま | 【神馬 彩 Official blog】彩~いろどり〜

【神馬 彩 Official blog】彩~いろどり〜

心と体を扱う表現者として、生きるということを、
ありのままを、飾らずに綴っていきます。
Since 2011〜

彩ですにっこり飛び出すハート

お久しぶりです~ 


 「たった一度の人生をどう生きていきたいか」というテーマは常々考えていることであり、不定期でアップデートを重ねています。


都度、立ち止まって再確認していますが伴って

表現との関わり方についても言語化しておきたくなったので徒然と書きます。 



 「なにか成し遂げなきゃ」 

「誰からも尊敬される素晴らしい自分でいなきゃ」 

「表現者として認めてもらわなきゃ」 


 そんな張り詰めた状態から解放された生き方がしたい


この数年、そんな気持ちを密かに抱きながら

多忙な日々を送っていました。



もちろん何かを頑張ってる人や

なにかを成し遂げようと模索して生きている人は素敵だと思いますし、そのような生き方を否定したいわけではございません。



承認欲求は悪いものではなく

時に凄まじいエネルギーとして

大きな結果を残すことだって

得たいものを得ることだってできる。



ただ、当時の私は無理を感じていて

心も身体もしんどかった、というお話です。



好きなこと・やりたいことをやっていましたし、ご縁にも恵まれていて、とても刺激的で楽しい日々でもあったのですが、一方で様々な現場を踏んでいく中で、自分自身が擦り減っていくような感覚もありました。


誰かや、何かのせいにすることは簡単ですが

「私自身の問題」として浮き彫りになったのは

自分と他人の境界線が曖昧なことでした。



自分の責任でないことまで自分から進んで背負い、踏み込まなくていいところまで他人に踏み込んで、自分の感情なのか、他人の感情なのかわからなくなることもあったり、身も心も疲弊していました。


金銭をもらって仕事しているのだから、努力して当然、これくらいできて当然、期待に応えなきゃ、私の代わりは誰もいないんだから休めないし、心身共にボロボロだとしてもこの現場を成し遂げないと...


そんな感じで数年、表現の現場に携わっていたなぁと、思い返せば思います。



なんのために生きていたんだろう。


誰からも嫌われたくなくて

誰かに認めてもらいたくて

多くの人から評価されたくて


自分ではコントロール不可能なことにまで

こだわっていたように思います。



表現によって得られる喜びよりも

何やってんだろ、っていう虚無感の方が強い時もあった。


素直に歓喜、感動ができなかった時は

それができないことに劣等感すら感じてた。

あぁみてる景色が違うんだ、と。

それはそれでよいはずなのに

周りと同じでないことに疎外感を感じてた。



渦中にいるときはわからないものですが

大事なものを見失ってた。



そして昨年、大病を患ったことで

これまでの生き方にストップがかかりました。


自分と向き合い

過去と向き合い

あれは本当は嫌だったな、とか

これは断るべきだったな、とか

たっっっっっくさん内省して

人の心に纏わることを勉強して

自分自身との信頼関係を再構築していきました。



やっと心の底から

「自分はよくやってる」と思えるようになって

人と比べなくていい

人と同じじゃなくていい

自分は自分

他人は他人


この言葉の意味が腑に落ちました。





今、私は「心の境界線」を大切にしています。



心の境界線は脆すぎても自分をすり減らす結果になりますし

ガッチガチに固めすぎても孤独になっていくし

「心地よい境界線」というものがきっとあるんだと思う。


その心地よい感覚というのをやっと見つけられました。

今の自分のメンタリティが

34年間生きてきた中で一番好きだし心地よいです。


社会生活の中や、自分の人生を生きていく中で

刻みつけるように何度も

この感覚を忘れないように練習しています。



この境界線を守ることは

自分の命を守ることだと思っています。


私の人生を、私らしく生きるためには

必要不可欠なものだと考えています。




大前提そんな思いがあり

表現と関わっていくことについて


私にとって表現するということは

生きることと重ね合わさるものであって

切り離すことができないものです。


だからこそ、この心の境界線との折り合いが難しいと感じています。 


表現をやめたいとか、やりたくないとか、

そういうことでは決してないです。

あらゆる方法で表現することは今でもひっそりと自分の為にやっていますし、こうして言語化することも表現の一つです。 

長い目でみてやりたいこともたくさんあります。 



でも、それらを急いでやることも

今の感覚では違いますし

きっとベストなタイミングで

火がついたら大きく動き出すんだと思います。



もう一度、人前に立つには

今まで以上に大きな覚悟が必要で


そんなに気負わなくても気軽に何も考えず

ただ楽しく舞台に立つことをしてもいいのかもしれませんが

今の私にはピンときていません。 



生半可な気持ちでは表現は続けられない。

そこの価値観のアップデートはなかなか難しいみたいです。



なので以前より少し表現との距離を置いて

またその時が来るまでゆっくり待つことにしました。


わかんない、

その時は明日突然来るかもしれないし

一生来ないかもしれないし。

一生来ない確率は低いと思うけど

絶対ないとも言えない。



自分にとってなにが幸せなのかは

移り変わっていくものなんだと思うから


広い世界をみて

色んなことを知って


変わっていく人間関係も

変わらない人間関係もある中で

リニューアルした私の生き方に

賛同してくれても、してくれなくとも、

私のことを好きでいてくれる

あなたのことを大切にしたい。 



また一緒に踊ろうね

またうちの舞台で踊ってね

そう言ってくださる方もいて

嬉しいです、ありがとう☺️

そう言って下さった方のことは忘れないです。



行きたい時に行きたいところに行く

やりたい時にやりたいことをやる


誰にも何にも邪魔されない生き方をする。 

侵されようとも守りぬく強さを磨いていく。


そして、

誰かを憎んでる私も

誰かを許せない私も

矛盾だらけのどうしようもない私も

どんな自分も許せますように


何があっても自分自身だけは

最大の味方であれるように。 




読んでくれてありがとうにっこり飛び出すハート


あや