そういえば、あちらこちらで何の匂いだろうと思っていたら犯人は金木犀の香りだった。たまに三軒続けて咲いている道がある。そして曲がった先からも同じ香りが。なんだか流行り過ぎた香水の香りを思い出した。遠くから香る香りは謎めいていて良かったが香りの正体がわかって少し残念。謎のままが魅力的に思えた。