子育てしていて、強く思うことがあります。

あくまで、個人的に思うことです。
24年間、知的障害を持つ子の母親として生きてきて、身を以て実感したことです。

それは「親は子に絶対負けてはいけない」と言うこと。

悪い言い方をすれば、私の立場の方が上だ!
決して立場を逆転されてはいけないということ。



数年前にりょうたが、私や子どもたちに飛びかかってきた時、一度恐怖で父を呼んだことがありました。

それで、りょうたは学んでしまった。

私の弱さと、こうすれば言う事を聞いてもらえるということ。

それから続いた自傷や他害。
初めての投薬。



最初は理由がわからず戸惑っていました。

でも負けてはいけないと感じてからは、自傷しようとしても、噛み付かれたとしても、真っ直ぐ表情を出さないように、りょうたを見ます。

「私は負けない」と思って、睨みつける。
私は親で、りょうたは子ども。
間違えた行動を正すのが、私の仕事。

ダメなものは、何をやってもダメ。

理解するのは難しいだろうけれど、わかってもらわなければならない。

私は絶対に根負けしない。

他害や自傷をしたからとか、周りが見ているからとか関係ない。

絶対に負けてはいけない。
泣こうが、わめこうが、暴れようが、間違った行動にご褒美を与えてはいけない。
親は一貫した態度をとる必要がある。

あくまでも主導権は渡さない。

もし、子どもたちが自分で考えて行動できて
その責任を取れるならば、親は子の背中を押して見守りながらも、手を離していくべきだと思う。

でも誰かの手が必要不可欠な子どもたちだから、常に主導権は周りの大人になければならない。



最近ようやく、私の前で自傷することや、痣がつくほど引っ張られることも噛み付かれることもなくなってきました。



支援員さんにも、力で要求を通そうとして
自傷するところを見せ、
我を通そうとする場面が今日もありました。

りょうたをずっと見ている別の支援員さんが、黙って反応しないようにと指示してくれて、指示どおりにしたら、すぐ自傷をやめて、いつもどおりになったそうです。

りょうたは自傷することで、相手に要求を通そうと誤学習している。

来週、支援員さんたちが時間を割いて、りょうたの問題行動(わざと失禁することがメイン)について、対応をどうするか会議を開いてくださるようです。

その会議の後で改めて私への説明と意見交換の場を設けて下さるそうです。

迷惑をかけてばかりです。
こころから感謝しています。



りょうただけではなく、あかねも、ともやも同じです。

約束やルールを守ること。
問題行動についても、自分の要求を通そうとするので、ダメなものはダメだと決して根負けすることなく強い母であり続けなければと思います。

もちろん、できたことは褒めて褒めて
一緒に遊んで、歌って、笑って。
大好きと1日1回は忘れずに、ですデレデレ