被災地では、必要な援助や物資が刻々と変わっているようですね。

 

深刻な被災経験がないと、「まず必要なものは飲料水を含む食料だろう」と考えますよね。

 

その温かい心が集まり、食料などは行き渡り、ストップをかける地域も出てきているようです。

(もちろん、まだまだ食糧が必要な地域もあります)

足りないものは土砂を取り除いたりする道具(スコップ大小や専用器具)や、

これ以上被害を広げないための、土のう袋などだそうです。

 

特に家の中から土砂をかいたり、大切なものを掘り出すための小さなスコップが足りないようです。

 

この暑さですから、せっかくの食糧は必要以上にあると傷んでしまいます。

 

発信力のある方がSNSなどで支援を呼びかけると、一点に集中し、

それはそれで大変なようですね。

 

せっかくの真心ですから、上手にまんべんなく行き渡ることを願います。

 

今、現地で望んでいらっしゃることは何なのか?

 

ニュース番組や市町村のホームページなどで確認してからのほうが、より早い復旧に繋がり、

 

避難場所でも、少しは心を穏やかにして過ごしていただけるかもしれません。

 

また、飲料水はあっても生活用水が不足して、とても困っておられるようです。

 

洗濯をするには100Lの水が必要で、それが被災者全員分となると、

 

とんでもない量になります。 着替えを送る方は多いようですし、そちらは重宝されているようです。

 

入院生活が長く、お風呂になかなか入れなかった私の経験では、

 

ウェットティッシュや使い捨てのおしぼりで体を拭くと、ずいぶん気分が違います。

 

これから何か送ろう、と考えていらっしゃる方は参考にしていただけると幸いです。

 

「共感力」が欠如していると、最近、何かと耳にしますが、

 

「自分がこの生活を送るなら、何か欲しいか?」と考えるとヒントになるかもしれません。

 

シーブリーズのようなスーッとするものや、衣服に吹きかけると冷感作用のあるもの

 

虫刺されなどの塗薬なども良いのかもしれません。

 

些細な不快が非日常では、とても大きなストレスになります。

旅行する際に、どうしても手荷物が多くなってしまう方は想像しやすいかと思います……

 

また、大切な方を亡くされた方のケアも始まらなくてはなりませんね。

 

熊本の震災時には、少し落ち着いた頃、

 

タッチセラピーがボランティアで行われていたと思います。

背中や手をさするだけなのですが、傷ついた心にはとても響くのです。

 

「手当てをする」の元は「手を当てる」ことだという説があります。

これは認知症患者の方にも、医学的に効果が証明されていますね。

 

余裕がない時ほど、ゆっくりとケアをする。

ご家族やお友達同士でされると、より安心できるでしょう。

 

私のメッセージも遠いところ、生活ができている場所からなので、

鬱陶しいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、支援したいと思っている皆さんが、

被災者の方の肉体と心の健康を願っているはずです。

 

物質的にも精神的にも、うまくその心が伝わり、

過酷な場所であっても、少しでも笑顔が増えることを祈ります。

 

そのためにも、デマの情報を流すことは絶対にやめてくださいね。

 

また、「被災ごみ」という言葉を使わないで、という話もメディアで出ていました。

 

今は、がれきのようになってしまいましたが、

もとは大切な家や家財道具、思い出の品などです。

 

不用意に傷つける言葉は使いたくないですよね。

 

言われて初めて気づくことも多いものなので、

使ってしまって誰かを傷づけてしまったら、次からは心に留めておくようにしたいです。

 

日常の人間関係と同じですね。

 

では、一刻も早い復旧と皆様の無事を願いつつ、

本日は失礼いたします。