ヒトの進化の過程から見る、イヤイヤ期 | 鍼灸マッサージ師 高橋久美子のブログ

鍼灸マッサージ師 高橋久美子のブログ

女性専用婦人科コース担当
鍼灸マッサージ+風水薬膳®︎茶

自分で自分の体を治したい。
いつも元気で楽しく過ごしたい。
そんな方にお勧めです。

いつも誰かの為に全力で自分は後回しになっている人へ。
まずは自分を大切に、丁寧にケアしてほしいなあと思います。


うちの息子はイヤイヤ期 真っ只中なのです。

私に余裕がないときには、イラッとしてしまうこともありますあせる

でも、今分かってきている脳の仕組みを知っていることで、尊い時期だなあって切り替えることが出来ています。




私と同じようにイヤイヤ期のお子さんがいらっしゃる方や、これから子育てをしていく方にも、是非知ってもらいたいなあと思ったので

今日はそんな脳のお話をしますね(^^)



◯胎児が育つ過程は、動物の進化と同じ


堀江さんのブログから引用させてもらいます。


最初の動物は腔腸動物(こうちょうどうぶつ)と言って口と腸しかなくて、食べることに特化したような生き物だった。

そして腸のまわりにできた神経細胞が進化して脳になる。
だから脳は食欲に振り回される。

精子と卵子が出会って受精して着床するでしょう?
最初にできるのは原腸なんだよ。
ここからさまざまな臓器が作られていく。

胎児が育つ過程は、進化と同じ。
腸が始まりだということがよくわかる。


地球上の生物がこれまで長い年月をかけてヒトまで進化してきた過程を、受精卵が着床してからたったの数年で、赤ちゃんはたどっていくのです。


すごいですよね~(*^^*)


それではここで、脳の構造を大まか~に説明しますね。


下から順に

脳幹、小脳、大脳があります。

この順の通りに発達してきたと言われています。





カラフルに色分けされているところ(脊髄〜間脳)合わせて脳幹です。



⚫︎脳幹は生命維持装置


心臓や呼吸を機能させる役割があって、動物の進化の過程で一番最初に作られた脳と言われています。

これがね、爬虫類の脳の形に似ているんですって。

赤ちゃんが生まれてくるときには、脳幹は出来上がっています。



⚫︎小脳は運動調整


赤ちゃんが何かを掴もうと手を伸ばしたときに、初めは上手にできませんが、その失敗から「次はもう少し右~」「はいっ、そこで掴んで」と調整するのが小脳の役割です。



⚫︎大脳辺縁系と新皮質


・辺縁系は情動と記憶

「敵が来た、不安だ、怖い。逃げよう」

などという本能的な行動を起こすときに働いています。


・新皮質は運動・感覚・思考の統括

幅広い働きをする、進化の中では最新の脳です。



ざーっくりと書きましたが、このように脳は進化し、乳児期から幼児期へ発達していきます。



さて、ここでやっと本題に入りますよ。


2~4歳頃に、一番最後に発達していくのが脳の前頭前野と呼ばれる部分。

ここは、湧き上がる欲求や衝動を抑える「抑制機能」。

それが未発達なので、イヤイヤと呼ばれる行動を起こすんですね~。

スーパーの床に突っ伏して、イヤーーーー!と一歩も動かないアレ。

我が息子もたま~にやります(^^;;


はたから見れば理解不能な行動にも思えますが、こういった発達の段階を知っていると、「欲求むき出してるーーー(˃̵ᴗ˂̵)」と、面白くなってきます。笑



とはいえ、あまりにもイヤイヤされると、降参したくなりますよね(^^;;

前頭前野を鍛える方法があるんですよー。


それは、「ルールを決める」ことです。

例えば、「どうしてもこのゲームがやりたい!」といったときに、

・時計の長い針がここまできたらおしまい

などというルールを決めて、理解できてからさせる。


私はこの話を聞いたときに、「そんな小さな子が、ルールなんて理解できるのかな?」って思いました。

実際に息子が2歳を過ぎて欲求むき出すようになってから、試しにやってみると、簡単なルールならちゃんと理解できるんですよねー!

ビックリしました!


できることを期待せず、ゲーム感覚でやってみることをオススメします♫

小さな子供だって、自分の意志はしっかり持っていますもんね^ ^



イヤイヤ期の、「すごいぞ我が子!」な体験をしたことがある方は、是非お話聴かせてくださいね~(o^^o)