曇り空に気付かされること | 鍼灸マッサージ師 高橋久美子のブログ

鍼灸マッサージ師 高橋久美子のブログ

女性専用婦人科コース担当
鍼灸マッサージ+風水薬膳®︎茶

自分で自分の体を治したい。
いつも元気で楽しく過ごしたい。
そんな方にお勧めです。

いつも誰かの為に全力で自分は後回しになっている人へ。
まずは自分を大切に、丁寧にケアしてほしいなあと思います。

今日は久しぶりに太陽が遠く感じました。
ここのところ、しばらく良いお天気が続いていたからか、曇っていて何だか気分もいまいち。
私は小さい頃から曇りが一番苦手なんですよねえ。
どっちつかずでなんとなく心地好くない気がして。

今日は息子とお散歩をしていても、寒いしなんとなく淋しいし、洗濯物もいつまでもしっかりと乾かなかった。

たっぷりと日が差している時には気付かないこと。
失くしてみて気付くことが本当に多い。

今、『ある』うちから気付けたらいいよね。
1つずつ、今あるものに気付いて、そうしたら当たり前なことなんて1つもないんだと感じる。

それでもやっぱり、日々の生活の中で、忘れていって当たり前が増えていく。
洗濯物が乾くのが当たり前になっていく。
それで時々、短かったり長かったり、曇りや雨の日があって、また気付かされる。

その繰り返しだなあって。


母が脳梗塞で倒れた時、集中治療室にいる時、退院するまで、
「生きていてさえくれればいい」って、心から願っていました。
いざ退院して、母も家族も経験したことのない毎日が始まり、夢中で過ごしていた数ヶ月。
それに慣れてきた頃、あれも出来ない、これも出来ないと、そういうことに目がいくようになりました。

私は当時、専門学校に通っていて、奨学金を頂いてさらに学費のためのアルバイトをして、今までしてこなかった家事も当番でする日があって、何だかいつもギリギリでした。

だからね、(どうして今それを私に頼むの?)って、イラっとしてしまうことが本当に多くて。
そういうタイミングで、母が転んでケガをすると、私のせいではないけど、申し訳ない気持ちになったりしていました。

そして母が今、不自由ながら生きていてくれることは当たり前じゃないんだ
って、改めて気付く。
もうひたすらそれを何度も繰り返していました。

忘れていくよね、色々と。
自己嫌悪にも陥ったことが多々あるけど、それでも、何かをきっかけにまた思い出せばいいんだよね。


曇り空を見て、どうしてか、そんなことが思い出されました。
しんみりしているわけでは決してなくて、むしろスッキリしたような気分です。