イス1グランプリに参加して | 色遊美(いろあそび)日記

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工作や料理、起業についてのブログです。
副業で、全て0からスタートされる方の参考になればと思い、試行錯誤を記載していってます。

こんにちは、色・遊・美のハルです。

先日、大村であった、イス1グランプリに出場してきました。

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こんな感じに事務椅子に乗って周回数を競う、3人で2時間の耐久レース。

長崎街道大村宿というアーケード街であり、九州初ということで、NHKやらケーブルTV、NBC、NCCなど、沢山のTV局が取材に来ていました。

私達のチームは、仮装部門ではとれませんでしたが、見事、椅子の装飾部門で入賞!!
後ほど、高級事務椅子がチームに一つ贈られるとのことでした。
来年もまたチームで出てね!というところでしょうか(笑)?


このイベントは、大村の未来企画部…というところが企画していたので、市町村関係かな?と思っていたのですが、スタッフジャンパーに「非公認」の吹き出し。
後で知ったのですが、有志が立ちあがって開催したイベントということでした。


その中でも、今回、感銘を受けたのが、安全面について。
走行コースと観客席の物凄い狭さを除けば、皆で色々と考えて、練りに練ったのだろうな…ということが判る感じでした。

まず、上の写真の奥にうっすら見える、観客観覧場所との境のテープは、スズランテープではなく、弾力性が強いもの。
コーナーの端は、タイヤ設置。
選手がイスごとぶつかっても、切れずに緩くはね返すものとなっていて、観客への影響も少ないものになってました。

そして、選手の待合室になっていた駐車場も、アーケードの細い通路(警備員も配置)からしか入れない行きどまりの場所になっており、外部からの盗難にあいにくい形。
駐車スペース一区画分を各チームにあてていることで、混雑で荷物などの取り間違えや行方不明が起きにくい仕様になってました。

腕や膝のサポーターも、一旦予備の貸出し分が終了してしまってたようですが、本戦前までに本部が不足分を確保しに奔走したと思われ、断わられた人達に、貸し出せますので来て下さいの放送。


そして、大会が開始され、走りはじめて判ったのですが、危険と感じる出来事がおきたら全体を止めたり、中央仕切りのバーががあることが逆に危険と感じたら取り外して人を配置にしたり、
何人もぶつかっていた柱の前や、コーナーだと判らずオーバーしていた折り返し地点の前に人が立つようになったり…と、その場にあわせて、気づいた時点で即改善し、その場で結果を出していってるところが、すごいな、と思いました(*^^*)
一本、筋が通っているからこその、臨機応変。(臨機応変という言葉はよく使われますが、試行錯誤か軸がないご都合主義も多く、軸がない所は、スタッフの自己判断に任せることでリーダーが責任転嫁し逃げ道を作るための言葉だったりもします…)



また、人数ギリギリだったという話でしたが、緊張感をもってスタッフが動いており、指示系統がしっかりしていて連携がとれている面も、私は凄いと感じました。

集まって何かを行う場合、指令塔になる人からスタッフやその場の参加者へ、いかに上手く指示を通すか、その「伝え方」と「指示が通ったかの確認」がポイントとなります。
人数が増えれば増えるほど、しっかり伝わるのは難しくなるため、リードしていく人に伝える力があるか・ないかによって、スタッフの足並み・参加者の雰囲気が変わります。
カオス化した災害時を想像してもらえば判ると思いますが、集団がついていくのは、リーダーとは限りません。

「伝える力」イコール「1対1のコミュニケーション力」と考えがちですが、規模が大きくなるほど・閉鎖された集団でない程(不特定多数参加のイベントなど)、リーダーがスタッフや参加者の全員と深いコミュニケーションをとれるわけではなく、放送であろうと通らない指示は通らないので、
ここでは集団に「指示や考えを浸透させる力」と捉えてもらえたらと思います。

リーダーとして人を束ねる人の「伝える力」の力量により、後々、事故リスクの度合いも決まるため、そこを上手くクリアして全体をまとめ、現場で即改善できているって、本当に素晴らしいな~と感じました。
(リーダーがスタッフに胴上げされている写真もありました。これって凄いと思います)

自分で責任をとるタイプの人は「伝える」ことに対してものすごく貪欲です。自分が伝えきれなければ、どうなるかを理解しているので。
もし、リーダーを務める人が、全体に何度も言った・決めたと話している内容にも関わらず集団に伝わってないことが多く、
原因も「 相手が、しっかり聞いて(見て)ないから(悪い)」「相手が、尋ねないから(悪い)」という分析をする人だった場合は、できる限り早めにその集団から抜けることをお勧めします…。

そしてまた、イス1GPは初の試みなので、主催者側は良かった点だけを集めて大団円としたい場面だったでしょうが、
自己満足に留まらず、当日のアンケートでも、単なる感想項目だけでなく「最も悪いと感じた点」の項目があったり、
後ほど、スタッフや参加者に、改善に繋げたいので問題点もしっかりと挙げて欲しい…という声があげられていた姿勢は、流石だな…と思いました。


きっちり、回ってます。

芯があるので、大村の未来企画部は、これからも、より良い方向に進んでいくはず(*^^*)!
これから、どんな楽しいことを行ってくれるかと楽しみです。

今回、大会を主催してくれた関係者の方々や、協力してくれたアーケードの皆様、カメラマンをしてくれた方々、楽しく走らせてくれた仲間に感謝!

ありがとうございました(*^^*)!