今日は、「色・遊・美」のハルです。
学童でよく使われるプラ板。
今回、プラ板でストラップを作ってみました。
プラ板も厚さが色々とあるので、華奢なものを作る時や曲げる時は、薄手の0.2mm、平面や厚手のしっかりしたものを作りたい時は、0.3~0.4mmと使い分けると良いと思います。
厚さを必ず確認して購入するのがポイント。
お弁当のフタでもできますが、素材によっては縮まないで白くなるものもあるので注意。
今回、0.2mmプラ板を使用しました。
まずは、紙やすりがけ。
紙やすりは、100均のものを使用。
全面をこすって真っ白にすることで、鉛筆で下書きしたり、色鉛筆で描けるようになります。
低学年児童に油性マジックを持たせると、大人にとっては大変なことになったりするので(笑)、
ひと手間かかっても、水性ペンや色鉛筆でプラ板に色付けできる方法を教えておいた方が良いと思います。
しかも、何度でも鉛筆で描き直しができるため、マジックにありがちな
「失敗した!またちょうだい」
も、防げます。
…まぁ、アルコールでふき取れば良いんですが、そちらが面白くなり「全員何度も失敗!出来あがらず終わり!」という面白い状況もでてきたりするので(笑)、
完成を目的とするなら、目的を見失わない方法を選ぶ必要はあると思います。
プラ板を紙やすりでこする時は、粉が結構出るので、下に濃いめの色の紙を敷き(新聞紙は、綺麗にこすれているかがよく判りません)、粉を吸いこまないように気をつけましょう。
擦ったら、下書き。
下絵を描いて、プラ板を上に置いて、色鉛筆やアイスピックでなぞり書き。
もしくは、鉛筆で下書き。
左のショッキングピンクはマジック。
その下はパステル。
青の右は、マジックを消毒液で溶かしてスタンプ。
ハートは色鉛筆とマジック。
葉っぱは、色鉛筆のグラデーション。
その後、切りとって穴あけパンチで穴。
ひと穴パンチが、位置が判り易く便利です。
穴は、端のほうにあけておいた方が、丸環が通しやすいです。
ハサミと比べると、この位の大きさ。
アルミホイルのくしゃくしゃは、接地を減らすために凸凹にしているのですが、
プラ板が曲がり易くもなってしまうため、
ランダムに曲げる「桜の花びら」や「葉っぱ」向き。
ランダムに曲がってよいものは、同時にいくつも乗せて焼くことができます。
その他は、一つづつ焼き、平面にしたいものは、すぐ本などに挟んで押し、
形を作りたいものは、綿の手袋をした手で熱いうちに一気にサッと曲げます。
(一瞬の一発勝負)
冷えたのを無理に曲げるとすぐに割れます。
何度も加熱してやり直しはできますが、厚く硬くなって曲げにくくなるので、
練習用をつくり、タイミングを摑むと良いと思います。
花は、一度目は裏を上にして焼き、そのままお椀型にして形作り、
二度目に、お椀を伏せた形(表を上)にして焼き、再度、お椀型に成形すると花びらの先にぷっくり感が出て、花らしくなります。
トースターは、一回いっかい、熱を逃がして冷ましてから焼く方が、失敗しにくいです。
プラ板には表と裏があり、どちらかが丸まる方向で、それが上にくると丸まって失敗したりしますが、
どちらが曲がるとは、焼くまで判らない状況(苦笑)。
子ども達には、焼く前に「たまに、焼いた時に、曲がってくっついて失敗になることもある」と話しておいた方が、ショックは少ないです。
(頑張って描いてる場合は余計に)
仕上がりサイズ。
かなり小さくなります。
穴に丸環を通して、ストラップをつければできあがり。
ラジオペンチが2本あると便利です。
私は、一部、裏にレジンを塗って硬化させました。色落ちを防ぎます。
(穴に注意!)
レジンの方が、きらめき感があるので、色を塗った側を表にして、レジンを塗って完成にするのもアリだと思います。
レジンを塗ると半透明になるので(写真左)、狙って使う方が良いと思います。