「色・遊・美」のハルです。
今回の話題は、作品を持ち帰りできない時の、子ども達のモチベーションコントロールについて。
子ども達は作品を作ると、その日に
「持って帰っていい?」
と、尋ねることが殆どです。
集団で同じ形の折紙を折り、名前や印がなくても、
「これ、俺の!」
と、判ることがしばしばで、
自分が努力した作品には思い入れが強いなぁ、と感心します。
なので、子ども達に、持ち帰りができない作品を作ってもらう必要がある場合。
A: 話題を振り、子ども達が自分達で目的を決めて計画をたてた形にして進めていく
B: やることが決まっている場合は、理由と目的を説明し、どうしたら良いか考えてもらう
C: 作った中から、一つは、自分の分として好きなのを持ち帰って良いようにしておく
(一番上手にできたと思うものを←ここがポイント)
D: 合作で、ある日程以降、必要がなくなるもの(月の壁画など)は、自分の作ったものor好きな部分を、あとで持ち帰りOKと約束する
(予約も受け付けて、当日しっかり渡す)
E: 一人ではできず困っているから、みんなに手伝って欲しいと、協力をお願いする
F: 誰かの為に、ということをつけ加える
G:予定より早く達成できた場合は、日頃希望しているけど叶ってない、子ども達が喜ぶ、ちょっとしたことを叶えることを約束しておく
(おやつに飴1つ追加!とか、公園に行って遊ぼう!とか、晴れたら外でお弁当!とか)
上記を2つ3つ組み合わせて提示すると、大体、子ども達がやる気を出してくれ、協力をしてもらえることが多いです。
…それでもダメな時は、A~Gをフルセットで(^_^;)
させられてるのではなく、自分達が「しようと決めた」から、という気持ちにしていくことが大切です。
ただ、こうしてモチベーションを上げるためには、
子ども同士の仲間意識や、指導者との信頼関係が必要となります。
上記CDGは、指導者が一度でも約束を破ってしまえば終わりなので、指導者も約束を守りましょう。
子どもも大人と同じように、目的意識とモチベーション次第で、驚く位の能力や集中力を、発揮します。
子どもだから…と思わず、しっかり向きあって話をしたいものです。