先日16日、東北六魂祭が催された。普段このようなイベントにはあまり出向かないのだが、この日も瑞鳳殿での仕事で仙台にいたこと、今回限りかもしれない貴重なイベントということもあって見に行くことに。現場も普段より早めの4時に終わったことも後押しした。
某建設会社の駐車場に車を停めて、歩いて会場へ向かった。途中の民間パーキングはことごとく満車だったが、それでも並ぶ車の列。人の流れもだんだん多くなる。そして定禅寺通りにはものすごい人の数。こんな人混みの中を歩くのは初めてかもしれない。歩行、というよりそこにいるのが困難なほどの混み具合。こんな状況において太っちょのおばさんは最強。豪腕を振り上げながら情け容赦なく隙間をこじ開ける。たまったものではない。もみくちゃにされながらもなんとか見物できそうなスペースに落ち着いた。車道側から7列くらいの座り込んだ人々がいて、そのさらに後ろの立ち見の2列目。遠目ではあるが見晴らしは悪くなかった。が、人がさらに増えていき、歩道は満杯。とうとう後ろの方から、「前の人は座るべきだ」的なことを正論のように叫ぶ声が出始め、結局座ることに。結果目の前には親父の後頭部が…。しかたあるまい。定禅寺通りの両側の歩道は埋め尽くされ、片側2車線の車道は両方ともにパレードのためにあけられていた。中央分離のスペースも安全性確保のため人払いが行われていたが、このような状況では必ずいうことを聞かない人々があらわれる。それが集団ともなると頑として譲らなくなる。逆ギレする人たちも。アナウンスはしきりに退去を叫び、警備の方や関係者が人払いをするも、ハエがたかるように居座る人々があらわれ、集団となる。結局予定時間をオーバーしてしまい、見切り発車でスタートした。

すずめ踊り



仙台七夕



山形の花笠踊り。なつかしい。

盛岡さんさ踊り。お初。

福島わらじまつり。これもお初。

ラップ風の音楽にあわせてひかりモノをふりふり。…微妙。
そして6時半くらい、待ちに待ったメインが来るかと思いきや、竿燈とねぶたの中止のアナウンス…。開場からはブーイングや怒号が飛ぶ。みんな残念そうだった。おそらくほとんどの方々は、ねぶたを見たかったはず。ただでさえ猛暑の中、人混みの中を耐えに耐えて待った挙げ句の中止は何ともやり切れない。理由は安全性の確保ができないということ。判断としては妥当。歩道側にいる人々は中央分離帯の人々を恨めしそうに眺め、文句を言う人も少なくなかった。まぁ気持ちは分からないではない。結局こういうのはすべて実行委員の責任ということになるのだろう。大衆心理としては。誰が悪いというわけでもないが。
メインが中止となれば渋滞する前に速やかにこの場を離れた方がよいと判断、また、何だか不穏な雰囲気の中にいるのが苦痛でもあったし。すぐに帰ろうと試みたのだが、動くに動けない。かといって前述したおばさんたちの如くかき分けるほどの器量もない。逆にあらゆる方向からどつかれた。同じように考えて早めに帰ろうとする人、まだ居座る人、これから見ようと来る人が入り乱れ、おしくらまんじゅうのようになった。いろんな方向から怒声やら悲鳴やら。みんなそれぞれの都合で正論を吐く。なんとかその状況を脱した。あの状況は一歩間違えれば犠牲者がでかねない。あまり心地のよい思いはしなかったが、それらを味わうこともまたひとつ経験のうちと割り切った。早めに離脱したのが幸いして、道路はすこし混雑したものの西道路に入ったら流れ出した。
熱中症で搬送された方がかなりいたらしいが、大きな事故もなかったようでまずはよかったのかな。人混みの中で、ここで地震が来たらヤバイな…などと不謹慎なことを思ってしまった。逃げ道は常に確保しといたほうがよいかな。
集団心理って感染するのかもしれない。マツリ特有の要素もあるのだろうけど。なにはともあれ、ひとりひとりもう少し自分の主観だけでなく他者の見地、全体への配慮を心がけて欲しいと思った。自分も含め。
新幹線でめぐる東北のお祭り
和柄Tシャツ★ねぶた祭でラッセーラ!
注染本染手ぬぐい「仙台七夕 七つ飾り」ふきん
某建設会社の駐車場に車を停めて、歩いて会場へ向かった。途中の民間パーキングはことごとく満車だったが、それでも並ぶ車の列。人の流れもだんだん多くなる。そして定禅寺通りにはものすごい人の数。こんな人混みの中を歩くのは初めてかもしれない。歩行、というよりそこにいるのが困難なほどの混み具合。こんな状況において太っちょのおばさんは最強。豪腕を振り上げながら情け容赦なく隙間をこじ開ける。たまったものではない。もみくちゃにされながらもなんとか見物できそうなスペースに落ち着いた。車道側から7列くらいの座り込んだ人々がいて、そのさらに後ろの立ち見の2列目。遠目ではあるが見晴らしは悪くなかった。が、人がさらに増えていき、歩道は満杯。とうとう後ろの方から、「前の人は座るべきだ」的なことを正論のように叫ぶ声が出始め、結局座ることに。結果目の前には親父の後頭部が…。しかたあるまい。定禅寺通りの両側の歩道は埋め尽くされ、片側2車線の車道は両方ともにパレードのためにあけられていた。中央分離のスペースも安全性確保のため人払いが行われていたが、このような状況では必ずいうことを聞かない人々があらわれる。それが集団ともなると頑として譲らなくなる。逆ギレする人たちも。アナウンスはしきりに退去を叫び、警備の方や関係者が人払いをするも、ハエがたかるように居座る人々があらわれ、集団となる。結局予定時間をオーバーしてしまい、見切り発車でスタートした。

すずめ踊り



仙台七夕



山形の花笠踊り。なつかしい。

盛岡さんさ踊り。お初。

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ラップ風の音楽にあわせてひかりモノをふりふり。…微妙。
そして6時半くらい、待ちに待ったメインが来るかと思いきや、竿燈とねぶたの中止のアナウンス…。開場からはブーイングや怒号が飛ぶ。みんな残念そうだった。おそらくほとんどの方々は、ねぶたを見たかったはず。ただでさえ猛暑の中、人混みの中を耐えに耐えて待った挙げ句の中止は何ともやり切れない。理由は安全性の確保ができないということ。判断としては妥当。歩道側にいる人々は中央分離帯の人々を恨めしそうに眺め、文句を言う人も少なくなかった。まぁ気持ちは分からないではない。結局こういうのはすべて実行委員の責任ということになるのだろう。大衆心理としては。誰が悪いというわけでもないが。
メインが中止となれば渋滞する前に速やかにこの場を離れた方がよいと判断、また、何だか不穏な雰囲気の中にいるのが苦痛でもあったし。すぐに帰ろうと試みたのだが、動くに動けない。かといって前述したおばさんたちの如くかき分けるほどの器量もない。逆にあらゆる方向からどつかれた。同じように考えて早めに帰ろうとする人、まだ居座る人、これから見ようと来る人が入り乱れ、おしくらまんじゅうのようになった。いろんな方向から怒声やら悲鳴やら。みんなそれぞれの都合で正論を吐く。なんとかその状況を脱した。あの状況は一歩間違えれば犠牲者がでかねない。あまり心地のよい思いはしなかったが、それらを味わうこともまたひとつ経験のうちと割り切った。早めに離脱したのが幸いして、道路はすこし混雑したものの西道路に入ったら流れ出した。
熱中症で搬送された方がかなりいたらしいが、大きな事故もなかったようでまずはよかったのかな。人混みの中で、ここで地震が来たらヤバイな…などと不謹慎なことを思ってしまった。逃げ道は常に確保しといたほうがよいかな。
集団心理って感染するのかもしれない。マツリ特有の要素もあるのだろうけど。なにはともあれ、ひとりひとりもう少し自分の主観だけでなく他者の見地、全体への配慮を心がけて欲しいと思った。自分も含め。
新幹線でめぐる東北のお祭り
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