彫刻家のNAOKOさんから石を分けていただく。
加工のしやすい福島県須賀川産の江持石。
原石は細長く200キロはあろうか。欲しい石はもっと小さいものだったので割ることにした。
ゲンノウを忘れてきたので工房にあった長柄のハンマーをフルスイングで振りかざす。
3発ほど叩いたら見事に真っ二つ。石職人直伝の技は健在。
そしてその片割れを運ぶ。
…のだが、自分の車は2ドアのスポーツカー。100キロ近い塊を運ぶような車では決してない。
しかしよく考えてみれば、何も道具がないとすれば、軽トラとかあったとしても持ち上げられないのだから、車高の低いスポーツカーに載せるというのは理にかなっている。ある意味もっとも適している?この車はローダウン済みだし、ショックは完全にへたっているのでさらに低い。載せたら最後、出せないのでは…という多少の不安を抱きつつも、転がしながら無理矢理押し込んだ。流石に車が傾く。そしてへこむレカロシート。運搬するのはせいぜい20分、ほんの少しの我慢だ。ずっと下り坂の道だが、車は本来4人乗りってこと考えればさほどの問題ではない。
若干沈み込んでるが、特別気になることもなく普通に走るジェミニクーペ。
さすがは自動車御三家いすゞ。トラックメーカーだけのことはある。
助手席足下に無言でたたずむ江持石。
がんばれイルムシャーR!!
予想したとおり出すのは一苦労。
こういう時のコツはですね。
力技です。
何とか無事、石を確保し、運搬することができました。