6日ほど国外逃亡してたわけだが、今となってはあっという間の出来事、飽和の量より増えた記憶がどんどん失われていく。印象、とにかく蒸し暑かった。展示会の方はまぁまぁあんなもの。作品を新聞記者に説明するのに手間取る。6年の義務教育で習得したはずの英語、現地でハエのように群がる物売りの幼児の日本語のほうがはるかに高度で疎通するに十分だとは皮肉なもの。実戦経験にはかなわない。怒涛のバイクの川が印象的なベトナムをあとにし、2日間のカンボジアツアーで締めくくる。アンコールワットよりも、発展途上現在進行形なシェムリアップの街の雰囲気と素朴な住民、それはかつての日本がそうであっただろう氣の流動のようなものが、現代の日本しか知らない自分の心に響いた。